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トースターRAIDがこれまで以上に進化して復活

少し背景

トースターにRAID 5を搭載するというアイデアは、2001年、カリフォルニア州フリーモントのApplianceWare社で働いていた頃に思いつきました。当時は「情報家電」という言葉が流行っていました。それ以来、同社の主力製品は、コンピューターをファイルサーバーに変えることができる、スリム化されたLinuxディストリビューションであり続けています。 

最初のトースターRAIDは、5.25インチAMIマザーボードと2つのオンボードSCSIアダプタを搭載していました。システムは3.5インチSCSIドライブを3台搭載し、それぞれ8GBという驚異的な容量を誇りました。250W電源を含むシステム全体は、1970年代のゼネラル・エレクトリック社製の4枚焼きトースターに収まりました。

SCSIドライブはとんでもない騒音を立てていました。CPUはPentium MMXで、メモリはなんと128MB搭載されていました。マザーボードはApplianceWareとAMIがカスタム設計しました。

Toaster RAID #1は少し重くてかさばり、正直言って私の最高傑作とは言えませんでした。そこで、Toaster RAID #1の直後、2001年の夏に、半分のサイズのToaster RAID #2を構築しました。マザーボードも非標準のフォームファクタで、サイズは約6インチ×8インチでした。CPUクロック速度は200MHz、SODIMM(ラップトップスタイル)フォームファクタに32MBのメモリを搭載していました。ストレージは、ミラーリングされた8GB 5,400 RPMのパラレルIDEドライブ2台で構成されていました。

左から右へ、Toaster RAID #2、#3、#4。

  • #2–2001年9月、8GBミラーリング、200MHzプロセッサ、100Mbイーサネット
  • #3 – 2005年12月、20 GBミラーリング、同じ200 MHzプロセッサ、100 Mbイーサネット
  • #4 – 2009 年 1 月、1,280 GB RAID 5、2.4 GHz デュアルコア プロセッサ、1 Gb イーサネット。

トースターRAID #3は2005年後半に構築されました。トースターRAID #2と同じシステムボードを使用していますが、ミラーリングされた20GB 3.5インチパラレルIDEハードドライブが2台搭載されています。当時、小型トースターに収まるのは2台のドライブだけで、しかもノートパソコンのような外付け電源が付属していました(写真参照)。

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  • この写真は、左から右に、同じ 3 つの Toaster RAID システム、#2 (2001 年 9 月)、#3 (2005 年 12 月)、#4 (2009 年 1 月) の露出ビューを示しています。

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