CPUパフォーマンスチェック:AMDとIntel 1994年から2003年(続編)
早速、その実例を見てみましょう。1.2GBのDVビデオファイルをMPEG 2に圧縮するのに、1996年製のIntel Pentium 166 MMXでは7,688秒もの長い時間がかかりました。これは2時間8分の処理時間に相当します。一方、Intelの最上位プロセッサである3.06GHz P4では、同じ条件下でこのタスクを292秒(4分52秒)で完了します。つまり、26倍もの性能差があるのです。
ソケット5ボードにクラシックなPentium 133を搭載。中央にはCOASTソケット(COAST = キャッシュ・オン・ア・スティック)と256KBのL2キャッシュがはっきりと見える。懐かしい時代だ!
MP3圧縮という人気のタスクを例に挙げると、Intel Pentium 100では音楽ファイルをWAVからMP3形式にエンコードするのに2時間9分かかります(テストファイルは17分14秒です)。3.06GHzのPentium 4では同じ処理を72秒で完了するため、Pentium 100の108倍の速度となります。最新の3Dシューティングゲームはどうでしょうか?Unreal Tournament 2003は毎秒2.6フレームで、Pentium 100ではスライドショーのように見えますが、AMD Athlon XP 3000+では毎秒215.1フレームという驚異的な速度で動作します。さらに、リフレッシュレートは82.7倍も高速です。これらの数値こそが、誰もが最新(かつ最速)のCPUを手に入れたい理由なのです。
これは、Intel Pentium 100 を搭載した Windows XP でのシステム構成のようです。
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