2022年第2四半期のGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)の売上高は、消費者のPC需要の低迷と、部品販売業者およびPCメーカーによる仕入れ量の減少により、前四半期比14.9%減少しました。その結果、スタンドアロンGPUの出荷量は統合型GPUの出荷量よりも大幅に減少し、NVIDIAの販売台数は前四半期比25.7%減少しました。
Jon Peddie Researchによると、PC用CPUの出荷台数は前四半期比7%減、前年同期比33.7%減となった。その結果、GPUの出荷台数は前四半期比14.9%減少した。GPUベンダー3社のうち、AMDのGPU売上高は前四半期比7.6%減と最も減少幅が小さく、Intelは9.8%減となった。一方、JPRのデータによると、NVIDIAの販売台数は前四半期比25.7%減と大幅な減少となった。
市場シェアに関しては、Intelは2022年第2四半期も62%の市場シェアでトップのGPUサプライヤーであり続け、AMDは20%で第2位(2021年第2四半期の16%から大幅に増加)、一方Nvidiaは18%の市場シェアで第3位(前年の15%から増加)となった。
PCメーカーと販売業者は、第2四半期に半導体企業への発注を減らすのが通例です。しかし今回は、在庫が過剰で、まずは在庫を売り切らざるを得なかったためか、例年よりも大幅に発注を減らしました。
「GPUベンダーにとって、今四半期は前四半期と比べて全体的にマイナスの結果となりました」と、JPR社長のジョン・ペディ氏は述べています。「ウクライナ紛争の継続、ロシアによる西欧へのガス供給操作、そしてそれらの出来事が引き起こす不安といった世界的な出来事が、欧州経済に悪影響を及ぼしています。英国は高インフレによる景気後退に陥っています。予測はかつてないほど困難になっており、そのため、新たなデータが出るたびに、当社および他社の予測は頻繁に修正されることになります。」
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。