VideoCardz は本日、マザーボードベンダーが将来の Intel 第 12 世代 Alder Lake LGA1700 マザーボードに ATX12VO 電源コネクタを採用することを Intel が強く望んでいることを示す文書の一部を共有しました。
ATX12VOは、Intelが1年前から、現代のマザーボードに搭載されている従来の24ピン電源コネクタの代替として推進してきた10ピン電源コネクタです。このコネクタは3.3Vと5Vのレールを廃止し、12Vレールのみを維持しています。よりコンパクトな電源コネクタは、電源の製造コストとエンドユーザーのケーブルの煩雑さを最小限に抑えます。
ATX12VOの採用は今のところ比較的控えめです。前世代では、ASRockがATX12VO電源コネクタを採用したZ490 Phantom Gaming 4SRをリリースしました。MSIはZ590 Pro 12VOを準備中だと聞いていますが、公式発表はまだありません。
2021年後半または2022年初頭に予定されていると噂されているAlder Lake CPUの発売に間に合うよう、ATX12VO互換の電源とマザーボードを準備するための残り時間はわずかです。電源メーカーは量産準備に約4か月、マザーボードメーカーはATX12VOマザーボードの検証に最大4~5か月を要します。
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つまり、Alder Lake のデビューに間に合うように製品を完成させるには、OEM、ODM、および LOEM が、今月末までに電源および製造ベンダーの両方と連携して作業する必要があるということです。
しかし、VideoCardzの情報筋によると、ATX12VO電源コネクタを活用できるのはエントリーレベルのマザーボードとプレビルドシステムのみだということです。ハイエンドおよびワークステーショングレードのマザーボードでは、お馴染みの24ピン電源コネクタを引き続き使用する必要があります。ほとんどの電源ベンダーが標準ATXユニットに接続できるATX12VOアダプタケーブルを提供しているため、必ずしもATX12VO電源は必要ありません。ただし、ATX12VO仕様のメリットである省電力効果は得られません。
IntelのATX12VO電源コネクタが、Nvidiaの12ピンPCIe電源コネクタよりも成功することを期待しましょう。ATX12VOが、特にDIY市場において主流の電源コネクタになるかどうかは、時が経てば分かるでしょう。当面は、24ピン電源コネクタと共存するしかないでしょう。