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Raspberry Pi RP2040がPalmOS PDAに

Raspberry Piはその汎用性と様々なOSを実行できることで知られていますが、なんと4ドルのRaspberry Pi PicoでもOSを実行できるようです。お気に入りのマイクロコントローラーでPalm PDA(パーソナルデジタルアシスタント)をエミュレートするという、この素晴らしい試みは、Dmitry Grinberg氏によるものです。彼らはrePalmと呼ばれるプラットフォームの初期デモを公開しており、Raspberry Pi PicoでPalmOSを実行することに成功しています。この素晴らしいプロジェクトを見つけてくれたAdafruitに感謝します。

グリンバーグ氏によると、rePalmは理論上Cortex-M0プロセッサをサポートできるように設計されていました。rePalmプロジェクトはCortexEmuでテストに成功しましたが、グリンバーグ氏は実機で試してみたいと考えていました。実機でrePalmをテストするには、十分なRAMを搭載したCortex-M0ボードを見つける必要がありました。これが最終的にグリンバーグ氏がRaspberry Pi Picoマイクロコントローラを選択することになった理由です。

Raspberry Pi Pico プロジェクト上の Dmitry Grinberg の Palm OS

(画像クレジット: ドミトリー・グリンバーグ)

デモビルドでは、2.8インチのタッチスクリーンディスプレイとRaspberry Pi Picoが背面に取り付けられています。このディスプレイはSPI経由でPicoとインターフェースし、解像度は320 x 240ピクセルです。rePalmとのインターフェースに追加のハードウェアは必要ありません。

Grinberg氏は、このプロジェクトの内部構造について、そしてそれをまとめたソースコードを含む、多くの興味深い詳細を親切にも共有してくれました。このプロジェクトの背後にあるコードを調べたり、自分で試してみたりしたい場合は、Grinberg氏のウェブサイトで共有されている公式プロジェクトページをご覧ください。

このRaspberry Piプロジェクトの実際の動作をご覧になりたい方は、DmitryのウェブサイトにあるrePalmのプロジェクトページをご覧ください。そこには、PalmOSの歴史や、Grinberg氏がPicoでPalmOSを動作させるために何をしなければならなかったかなど、役立つ情報が満載です。いつかRaspberry Pi Pico Wを使って、このプロジェクトにWi-FiとBluetooth接続機能を追加できたら最高ですね!

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