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シーゲイト、世界最速ハードドライブ、2倍の性能、HAMRの進歩をデモ

Seagate は本日、Open Compute サミットで世界最速のハード ドライブを展示し、新しい HAMR HDD が業界の信頼性基準を上回ったことを発表しました。

2倍の性能を誇るSeagateは、ExosドライブにHAMR(Heat Assisted Magnetic Recording:熱アシスト磁気記録)技術を近々搭載すると発表しました。この技術は、データ記録ヘッドに微小なレーザーを用いることで、1台のドライブで最大20TBの容量を実現します。レーザーはドライブプラッターの表面を一瞬で400 以上に加熱し、1平方インチあたり最大2TBのデータ保存を可能にします。この技術については、先日掲載した「SeagateがWDのMAMRにHAMR搭載を計画」の記事でさらに詳しく解説しており、レーザーを組み込んだ新しい記録ヘッドの写真も掲載していますので、ぜひご覧ください。

HAMR技術において、ドライブの耐久性と信頼性は最大の懸念事項ですが、Seagateは標準的なハードドライブの業界標準の信頼性基準を上回ったと主張しています。SeagateはOCPサミットにおいて、HAMR技術を搭載した記録ヘッドは6,000時間、つまり3.2ペタバイト以上のデータ転送が可能であると発表しました。これは業界標準の記録ヘッドの20倍以上の信頼性に相当します。

Seagateは、HAMRとMach.2の両方の技術をExosハードドライブに統合し、パフォーマンスと容量の両方を向上させる計画です。Seagateは発売日と価格をまだ発表していませんが、既に主要顧客に納入されていることから、これらのドライブは今年後半に発売されるものと予想されます。

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