Googleは今年初めのI/Oカンファレンスで、Android向けの次世代バーチャルリアリティプラットフォーム「Daydream」を発表しました。同社のVR開発ツールは現在ベータ版を終了しており、開発者は既にAndroid向けのDaydream対応アプリケーションの開発を開始できます。
Googleは、最も人気のあるサードパーティ製ゲームエンジンであるUnityとUnrealと提携し、開発者が使い慣れたゲーム開発ツールを利用できるようにしたと発表しました。また、VR開発サイトも更新され、開発者はDaydreamプラットフォームに関するすべてのドキュメントを閲覧できるほか、サンプルアプリケーションやチュートリアルも閲覧できます。
ネイティブUnity統合
Daydream プラットフォームは Unity によって完全にサポートされるようになりました。これにより、開発者は Unity の VR レンダリング最適化のすべてを活用できるようになります。また、ヘッドトラッキング、ディープリンク、Android マニフェストの簡単な設定といった機能も Unity でサポートされます。
Googleによると、多くのDaydream起動アプリケーションがすでにUnityとの統合を活用しているとのこと。開発者は、DaydreamプラグインとUnityバイナリをダウンロードして、すぐに利用を開始できます。
ネイティブUE4統合
Unreal Engine 4の最新バージョンでは、エディタでのDaydreamコントローラーのサポート、首モデル、新しいレンダリング最適化などの機能が導入されています。Daydream対応のUE4ソースコードも開発者向けにダウンロード可能です。
Daydreamデバイスが近日登場
Googleは、最初のDaydreamスマートフォンとVRヘッドセットが今秋発売されると発表しました。このプラットフォームに興味のある開発者の方は、新しいSDKとDIY開発キットを使って、Daydream対応のゲームやアプリの開発を始めることができます。
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同社はまた、開発者がアプリの提案を提出できるDaydream Access Program(DAP)を開設すると発表しました。特定のアプリがこのプログラムに採用された場合、Googleは開発者とより緊密に連携し、より優れたアプリの開発を支援します。