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Cooler Master Silencio S400 Micro ATXケースレビュー:静かに手頃な価格

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ベンチマーク結果と結論

アンテック P101 サイレント

静かに!サイレントベース601

コルセア カーバイド 678C

Cooler Master Silencio S400をIntel Core i9-7900Xテストプラットフォームでテストしました。ファンをデフォルトの位置に設置した場合と、両方のファンを筐体前面に取り付けた場合の2つの構成です。比較対象として、Antec P101 Silent、Corsair Carbide 678C、be quiet! Silent Base 601も用意しました。いずれもサイズと機能セットはほぼ同等です。

デフォルト構成では、120mmの吸気口1つでは、テストシステムのコンポーネントを冷却するのに十分なエアフローを確保できませんでした。CPU温度は周囲温度より66℃高いピーク値に達しました。背面排気ファンを前面に移動すると、プロセッサ温度は周囲温度より63℃高い値に低下し、CorsairのCarbide 678Cと同点で最下位となりました。GPU温度は周囲温度より57℃高い値で安定しました。背面排気ファンを前面に移動したことで、GPU温度も大幅に低下しました。

いつものように、市販のdBメーター2台を用いて、2つの異なる角度から音圧レベルを測定しました。ファン回転数を最大1,400rpmに設定した場合、テストシステムはアイドル時にわずか28.5dBAを記録しました。テストシステムに負荷をかけると、音圧レベルは最大30.1dBAに達し、テストグループの中で最も良好な結果となりました。奇妙なことに、排気ファンを前面に移動して再度テストを実行したところ、ほぼ同じ結果が得られました。これは、筐体の設計と吸音材の多さによるものであることは間違いありません。 

冷却効率と騒音レベルは、筐体のベースバリューを決める際に、愛好家にとってどちらも重要な要素です。通常、温度上昇はマイナス要因となりますが、リアファンをフロントに移動するだけで(サウンド出力に悪影響を与えることなく)温度を下げることができるため、この問題は軽減されます。

結論

静音性を何よりも重視し、冷却性能を犠牲にしても構わない(あるいは簡単なファン交換で済む)なら、Cooler Master Silencio S400は間違いなく検討リストの筆頭に挙げられるでしょう。筐体の価格は90ドル(80ポンド)とお手頃なので、USB 3.1 Type-Cポートがないといった欠点は気にしなくて済みますし、さらに温度を下げたい場合に備えて吸気ファンを追加購入することも可能です。

画像クレジット: Tom's Hardware

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