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Firefox 50 Nightly では、個人と仕事のブラウジングを分離するコンテキストアイデンティティコンテナが導入されています

個人用Twitterアカウントと仕事用Twitterアカウントに同時にログインしました。

個人用Twitterアカウントと仕事用Twitterアカウントに同時にログインしました。

Mozilla は、ユーザーがタブごとに個人、仕事、銀行、ショッピングの閲覧習慣を簡単に分離できるように設計された新しい機能を Firefox 50 Nightly に導入すると発表しました。

たとえば、銀行以外のコンテナ内の、金融情報を盗もうとする悪意のあるサイトにアクセスした場合、銀行コンテナ内にある金融サイトの認証 Cookie などの情報にアクセスすることはできません。

これらのコンテナはそれぞれ独自のCookie、IndexedDB、localStorage、キャッシュを取得します。PersonalコンテナはWorkコンテナのデータにアクセスできませんが、複数のPersonalコンテナは同じCookie、キャッシュ、ローカルデータベースを共有します。

Firefox の新規タブと新規ウィンドウ機能は、デフォルトでは「汎用コンテナ」として通常通り動作します。そのため、個人用、仕事用、銀行用、ショッピング用のコンテナを手動で作成する必要があります。これらのカスタムコンテナは、ファイルメニューまたは Firefox のハンバーガーメニューから作成できます。

これらのコンテナタブは、Firefoxの一般的なタブと混同しないように色分けされ、アドレスバーの末尾にもラベルが表示されます。同じ種類のコンテナタブは、必要な数だけ作成できます。

Mozillaは、これらのコンテナによって、Twitterやその他のサイトに2つの異なるブラウザからログインしてIDを分離していたユーザーのブラウジング体験が向上すると考えています。また、コンテナは、すべてのウェブサイトを同じブラウザで閲覧することと、終了時にすべてのデータを削除するプライベートモードを使用することの中間的な選択肢でもあります。

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Mozillaはまた、コンテナの目的はサイトの機能を損なうことなくプライバシーを向上させることだと指摘しましたが、フィンガープリンティング(OS、ユーザーエージェント、IPアドレスなどのデータから取得)を利用することで、トラッキングが依然として可能になる可能性があると述べています。こうしたフィンガープリンティングからサイトを保護するには、Torブラウザ(Firefoxベース)の方が適しています。

ルシアン・アルマスはTom's Hardwareの寄稿ライターです。  @lucian_armasuでフォローできます 

ルシアン・アルマスは、Tom's Hardware USの寄稿ライターです。ソフトウェア関連のニュースやプライバシーとセキュリティに関する問題を取り上げています。