
AMDの次期Zen 5 Epyc CPU(コードネーム:Turin)は、Zen 4の前身と同じSP5ソケットを使用し、192コアを搭載することが既に確認されています。しかし今回、X / Twitterの有名リーカー@momomo_usがリークしたマザーボードのスペック情報により、更なる詳細が明らかになりました。これらのCPUは当初2024年の発売が予定されていたため、今回のスペックリークは近日中に正式発表される可能性を示唆しています。リーク情報に関しては常に注意が必要ですが、正式発表があるまでは、この情報は鵜呑みにしないようにしましょう。
リークされたマザーボードの仕様リストには、Socket SP5ボードが4TBのRAMを搭載し、最大6000MT/sのDDR5速度をサポートすると記載されていますが、これはTurin CPUを搭載している場合に限ります。Turin CPUを搭載していない場合、このボードの速度制限は4800MT/s、あるいは最低でも3600MT/sにまで低下する可能性があり、これはZen 4のRAM制限である4 DIMMに当てはまります。
このマザーボードのCPU最大TDPは400ワットと記載されています。Zen 5 Epyc CPUは最大500ワットまでサポートするはずで、600ワットまでサポートするという噂さえあります。これは記載ミスか、マザーボードとの互換性の問題のいずれかですが、400ワットはハイエンドのZen 4 SP5マザーボードに匹敵する値です。
メモリ仕様に加えて、前世代のZen 4 CPUのPCIe 5.0レーン数は最大96レーンだったのに対し、このマザーボードでは最大120レーンと謳われている点も注目すべき点です。スロットによっては仕様が異なりますが、これらの仕様は、Zen 5 TurinのPCIeレーンサポートがRAMの高速化だけでなく、全体的に20%向上していることを示唆しています。
いずれにせよ、Zen 5 Epyc「Turin」CPUとマザーボードに関するより確かな情報は、近いうちに得られるはずです。AMDのロードマップでは、Turinのリリースは今年後半の2024年とされていましたが、第1四半期も終盤を迎えましたが、公式のリリース日は発表されていません。AMDは2023年9月時点でZen 4c CPUのラインナップも完成させており、デスクトップとサーバープラットフォームの両方でZen 5が間もなくリリースされるはずです。LinuxにもZen 5のパッチが配布されています!
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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。