
今年のComputex 2024では、NVIDIA、AMD、Qualcommによる壮大な基調講演がすでに行われています。今度はIntelが、AI革命におけるハードウェアリーダーとなるための計画を概説する番です。
台北時間午前11時、インテルCEOのパット・ゲルシンガー氏が登壇し、将来のビジョンを語るとともに、新チップの発表も予定されています。ライブストリーミングを下記に埋め込みました。イベントは台湾時間火曜日午前11時に開始されますが、これは米国東部時間では月曜日の夜11時、太平洋時間では月曜日の夜8時、英国夏時間では火曜日の午前4時に相当します。
では、ゲルシンガー氏の基調講演では何が期待できるのでしょうか?Computexサイトの公式説明には、「AIがデータセンター、クラウド、PC、そして世界中のネットワークやエッジアプリケーションにおいて、どのように新たな可能性を切り開くのかを詳しく説明します。ゲルシンガー氏はまた、オープンエコシステムのサポートを通じてAIテクノロジーを利用可能にすることで、AI Everywhereを実現するインテルの次世代データセンターおよびクライアントコンピューティング製品も紹介します」と記されています。
これらの「クライアントコンピューティング製品」は、ほぼ間違いなく同社の次世代Lunar Lake CPUであり、AI対応ノートPCのCopilot+新世代に搭載される予定です。Lunar Lake CPUが今年の第3四半期に発売されることは以前から知られており、発売まであと数週間です。
QualcommがSnapdragon XチップをCopilot+認定を受けた最初のノートPCに搭載したことを受け、IntelはノートPC向けチップでもその実力を示す必要に迫られています。Qualcommが市場に先駆けて参入したため、Snapdragon搭載ノートPCは独占的な利用機会を得ることになり、RecallなどのWindows 11のAI機能を利用できる一方で、競合のx86ベースのシステムは傍観者扱いとなります。そしてつい昨日、AMDがノートPC向けに独自の強力なStrix Pointプロセッサを発表したため、Intelは独自の製品でユーザーを驚かせなければならないというプレッシャーにさらされています。
ゲルシンガー氏は、コードネーム「Arrow Lake」と呼ばれる次世代デスクトッププロセッサについても話してくれるでしょうか? 真偽は分かりませんが、期待しています。きっと、驚きの発表が待ち受けているはずです。
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Avram Piltchは特別プロジェクト担当の編集長です。仕事で最新ガジェットをいじったり、展示会でVRヘルメットを装着したりしていない時は、スマートフォンのルート化、PCの分解、プラグインのコーディングなどに取り組んでいます。技術的な知識とテストへの情熱を活かし、Avramはノートパソコンのバッテリーテストをはじめ、数多くの実環境ベンチマークを開発しました。