2
カスタムキーボードメーカー、関税の影響で米国での販売を全面停止 — Keyboardioは関税を理由に、デ・ミニミス規則を廃止
米国の関税
(画像提供:Pixabay、Pexels)

Keyboardioは、個性的で人間工学に基づいたデザインを特徴とする、愛好家向けのユニークなキーボードを製造することで知られています。しかし本日、同社から2025年4月23日をもって米国顧客からの注文受付を完全に停止するというメールを受け取りました。米国での注文受付がいつ再開されるかはまだ明らかではありませんが、これは特に中国からの輸入品に対する現在の関税状況に対応したものであることが確認されています。

公式サイトでは、Keyboardioは5月以降、アメリカの顧客に販売されるすべての商品に重税が課されることを発表しました。Keyboardioが販売する製品はアメリカで設計されていますが、ハードウェア本体は中国で製造されています。Keyboardioの発送はすべて、顧客の所在地に関わらず香港で処理されます。そのため、販売されるすべての商品はトランプ政権によって課される関税の対象となります。Keyboardioによると、5月1日以降に到着予定の商品には20%の輸入税が課されます。さらに、香港郵政は荷物1個につき90%、または荷物内の商品1個につき最大100ドルの税金を課します。

Keyboardioキーボード

(画像提供:Keyboardio)

関税状況の予測不能性から、Keyboardioは米国の顧客が1回の購入につきいくら支払うことになるのか、またどの配送業者が製品を配送できるのかさえ不透明です。チームは、経済状況がより好転するまで、今後米国へのすべての注文を一時的に停止することが最善の対応策であると判断しました。

ただし、米国外にお住まいの方も引き続きご注文いただけます。当社は、当面の間、世界各国への配送を継続いたします。

Google ニュースで Tom's Hardware をフォローすると、最新のニュース、分析、レビューをフィードで受け取ることができます。「フォロー」ボタンを忘れずにクリックしてください。

Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。

アッシュ・ヒルは、Tom's Hardwareの寄稿ライターです。趣味の電子工作、3Dプリント、PCの分野で豊富な経験を有しています。彼女は今月のRaspberry PiプロジェクトやRaspberry Piに関する日々のレポートの大部分を担当し、あらゆるテクノロジー製品のお得なクーポンやセール情報も探しています。