ネバダ州ラスベガス発― Phanteksは長らく電源ユニット市場への参入を模索してきましたが、ついにSeasonicのPrimeシリーズに属すると思われる3つのハイエンドプラットフォームを導入することで参入を果たしました。Phanteksの電源ユニットは、Revolt XとRevolt Proの2つのシリーズです。
現時点では、1つ目のモデルは1200W容量のPH-P1200PSのみ、2つ目のモデルはそれぞれ1000Wと850W容量のPH-P1000GCとPH-P850GCです。すべてのユニットはフルモジュラー式です。PH-P1200PSは80 PLUS Platinum認証、他の2つは80 PLUS Gold認証を取得しています。ただし、現時点ではCybeneticsによる認証を取得していないため、詳細な性能レポートや騒音値に関する情報は入手できていません。
既に述べたように、Revolt Proシリーズは2つのユニットで構成されています。これらのユニットの最大の特徴は、組み合わせることで2倍の電力を供給できることです。そのため、これらの電源ユニットは2台で購入することも、1台だけ購入して既存の電源ユニットと併用することもできます。Revolt Proユニットのモジュラーボードには、2台目の電源ユニットの24ピンATXコネクタと8ピンEPSコネクタ用の2つの「入力」コネクタがあり、並列で動作します。これらの入力ケーブルは、電源ユニット間の同期にのみ使用されます。
数年前、Seasonic製のJou Jyeユニットで同様の仕組みを見ましたが、唯一の違いは、電源状態を同期するために1本のケーブル(下の写真参照)しか使用していなかったことです。いずれにせよ、2台のPSUを並列で使用するのは理想的ではありません。なぜなら、エネルギー損失が重なり、効率が低下するからです(特に低負荷時)。中負荷および高負荷時には状況は改善しますが、多くの電力が必要な場合は、小型のPSUを2台組み合わせるよりも、強力なPSUを1台使用する方がはるかに効果的です。
PH-P1200PS の価格は 260 ドルとかなり高価ですが、PH-P1000GC と PH-P850GC の価格はそれぞれ 160 ドルと 130 ドルです。
ファンテックス PH-P1200PS
ファンテックス PH-P1000GC
ファンテックス PH-P850GC
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Aris Mpitziopoulos 氏は Tom's Hardware の寄稿編集者で、PSU を担当しています。