インテルは本日のブログ投稿で、クアルコムの反競争的行為によりモデム市場でのビジネスチャンスを失ったと主張した。
「インテルはクアルコムの反競争的行為の矢面に立たされ、モデム市場での機会を奪われ、顧客への販売を阻止され、クアルコムが人為的に歪めた価格での販売を強いられた」とロジャーズ氏は記している。
インテルはFTCによるクアルコムに対する独占禁止法訴訟に参加し、4月にAppleがクアルコムと契約を結んだことを受けて5Gモデム市場から撤退せざるを得なくなった。しかし、もし同部門の存続がAppleを顧客として確保することに完全に依存していたとすれば、インテルはそもそも5Gモデム事業をそれほど展開していなかったとも言えるだろう。
ロジャーズ氏はまた、インテルは収益性の高いモデムチップ事業を構築するために10年以上かけて数十億ドルを投資し、2つの企業を買収したが、それにもかかわらずクアルコムの「反競争的」策略に対抗することができなかったと述べた。
こうした制度の 1 つは「ライセンスがなければチップも提供しない」ポリシーと呼ばれ、顧客が独自の条件でクアルコムと特許ライセンス契約を結ぶことに同意しない限り、クアルコムは顧客にチップを販売しないというものだ。
「こうした煩わしく一方的な条件により、クアルコムはモデムの価格を人為的に引き下げると同時に、モデム本体価格と同程度のロイヤリティを課すことで、インテルなどの競合他社が製造したモデムチップを使用する顧客のコストを膨らませることができる」とロジャーズ氏は述べた。
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インテルのロジャーズ氏は、特に5Gの普及に伴い、ワイヤレス技術における公正な競争から誰もが恩恵を受けられるようになることを期待し、FTCの判決への支持を主張した。