Intelの第10世代Comet Lake-S(CML-S)プロセッサの最新ベンチマークがGeekbench 4データベースに登場し始めました。結果には、チップのコア数、L2キャッシュとL3キャッシュ、そして暫定的なベースクロックとブーストクロックが示されています。ただし、これらは未発表のハードウェアの提出データであるため、常に注意が必要です。
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まず、フラッグシップモデルと思われるComet Lake-Sプロセッサについてですが、正体不明です。10コア20スレッドで登場するようです。L1キャッシュは640KB、L2キャッシュは2.5MB、L3キャッシュは20MBのようです。Geekbench 4では、ベースクロックは1.51GHz、ブーストクロックは3.19GHzと表示されています。
もう一つの未発表のComet Lake-Sチップは、6コア12スレッド、384KBのL1キャッシュ、1.5MBのL2キャッシュ、12MBのL3キャッシュを搭載するとされています。Geekbench 4では、このチップのベースクロックは1.99GHz、ブーストクロックは2.89GHzと確認されています。
Geekbench 4のレポートによると、Comet Lake-SプロセッサはどちらもIntelのUHD Graphics 630を搭載しています。これは、同社のCoffee Lakeファミリーで初めて搭載されたiGPU(統合グラフィック処理装置)と同じものです。UHD Graphics 630は最大24個のEU(実行ユニット)を搭載することが知られているにもかかわらず、Geekbench 4ではComet Lake-Sの両モデルで23個のEUしか検出されないのは不可解です。速度に関しては、10コアチップのiGPUは1.2GHzで動作しているのに対し、6コアチップは1.15GHzに制限されています。
AMDは、AMD Ryzen 9 3950Xで最大16コアを実現する第3世代Ryzenデスクトッププロセッサで既に先制点を挙げています。噂通りComet Lake-Sが10コアまでしか搭載されない場合、コア数でIntelは明らかに不利な立場に置かれるでしょう。そのため、Intelが最終的にどのような対応を取るのか、興味深いところです。
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