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クアルコム、主流のArmラップトップ向けSnapdragon 8cおよび7cプロセッサを発表

(画像提供:クアルコム)

Qualcommは、Windows on Arm対応ノートPC向けプロセッサのラインナップに2つの新製品を追加します。本日ハワイで開催されたSnapdragon Tech Summitにおいて、同社はSnapdragon 8cと7cを発表しました。これらは、同社のプロセッサを搭載した、より主流で手頃な価格のWindowsノートPC向けの新CPUです。Snapdragon 8cxの低消費電力版となります。

8cは、Samsung Galaxy Book 2などの第2世代Windows on Armラップトップに搭載されているSnapdragon 850の後継機です。Qualcomm X24 LTEモデム(X55 5Gはオプション)、Kryo 490 CPU、Adreno 675グラフィックスを搭載しています。同社は850と比較して30%のパフォーマンス向上を謳っています。この7nmチップはファンレスデバイス向けに設計されています。

これらは、同社のハイエンドプロセッサであるSnapdragon 8cxの後継となるものではありません。8cxはまだどのノートパソコンにも搭載されていませんが、Lenovoの近日発売予定のProject Limitless 5Gノートパソコンや、数ヶ月前に当初の発売日を逃したSamsung Galaxy Book Sに搭載されることが分かっています。

Microsoft Surface Pro Xと、8cxの派生型であるSQ1プロセッサについて見てきました。世界最高クラスの性能を誇るプロセッサではありませんが、より大きな問題はWindows 10にArm対応アプリが不足していることです。これにより、より多様なデバイスが利用可能になり、開発者がArmプラットフォーム向けの開発に意欲的になる可能性はあります。しかし、Arm版Windows 10は多くのアプリをエミュレーションに依存しているため、消費電力のさらなる削減が問題となる可能性があります。

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アンドリュー・E・フリードマンは、Tom's Hardwareのシニアエディターで、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ゲーム機を専門としています。最新ニュースにも精通しており、ゲームとテクノロジーをこよなく愛する彼は、Tom's Guide、Laptop Mag、Kotaku、PCMag、Complexなど、数々のメディアに記事を掲載してきました。Threads(@FreedmanAE)とBlueSky(@andrewfreedman.net)でフォローしてください。Signal(andrewfreedman.01)で彼にヒントを送ることもできます。