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ASRock、Raptor Lake 対応に向け 600 シリーズボード向け BIOS アップデートをリリース

ASRockは本日、Z690、H670、B660、H610を含む既存の600シリーズマザーボードのほぼ全モデルにおいて、第13世代Raptor Lake CPUとの完全な互換性を実現したことを発表しました。Raptor Lake CPUサポートを含む新しいBIOSアップデートにより、現在サポートが利用可能です。現在サポートされているRaptor Lakeマザーボードについては、ASRockのリストをご覧ください。

この発表は、IntelのLGA 1700プラットフォームが現行の第12世代Alder Lake CPUと、次期第13世代Raptor Lakeプロセッサの2世代CPUをサポートするという約束を果たすものです。しかし現時点では、600シリーズマザーボードにおけるRaptor Lakeのサポートは標準では提供されておらず、ユーザーはマザーボードのBIOSを更新してサポートを追加する必要があります。マザーボードメーカーがRaptor LakeをサポートするBIOSをプリインストールしたアップデート版を工場出荷するまでには、時間がかかるでしょう。

ASRock 600シリーズ Raptor Lake マザーボード サポートリスト

(画像提供:ASRock)

幸いなことに、ASRock マザーボードは、(近い将来)Raptor Lake システムをゼロから構築する場合、このアップデートプロセスを非常に簡単にしてくれます。ASRock の 600 シリーズモデルのほとんどには BIOS フラッシュバックサポートが搭載されており、CPU やメモリをマザーボードに取り付けなくても UEFI/BIOS をアップデートできます。

Raptor Lakeは、AMDのRyzen 7000 CPUとともに今年後半に登場予定と噂されています。Raptor Lakeの詳細は明らかになっていませんが、現在の噂によると、Raptor LakeはAlder Lake製品よりも20%高速になる可能性があります。これらの新しいチップは、Alder Lake製品と比較してEコアの数が2倍になり、CPUオーバークロック前のクロック速度が6GHz近くまで大幅に向上する可能性があります。 

IntelはRaptor Lake CPUと並行して、600シリーズよりも優れた機能を備えた最新の700シリーズチップセットもリリースする予定です。しかし、これらの機能の詳細は完全に不明です。唯一の例外は、600シリーズのボードではチップセットにPCIe Gen 4レーンがさらに多く搭載されるという噂です。

しかし幸いなことに、700シリーズはAlder Lakeとの下位互換性を備え、一部のマザーボードではDDR4メモリもサポートします。そのため、Intelユーザーは600シリーズでも700シリーズでも、お好みのマザーボードを選ぶことができます。 

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