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Nvidia、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』のGame Readyドライバーをリリース

NVIDIAは、GeForceシリーズのコンシューマー向けグラフィックカードユーザー向けに、新たなドライバをリリースしました。この最新アップデート、GeForce Game Ready 526.86 WHQLドライバは、大ヒットゲーム『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII』のサポートを謳っています。しかし、それだけではありません。他のゲームやアプリのバグも多数修正されています。

新しいGeForceドライバは、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII』のプレイヤーにとって価値のある3つの改善を提供するとされています。アップデート後、ゲームのパフォーマンス向上に加え、安定性の向上と、ゲーム発売以来プレイヤーから指摘されていた一部の画像破損問題の修正が期待されます。

歓迎すべき洗練された機能と最適化に加え、『CoD: MWII』のプレイヤーは、グリーンチームによる2つの先進技術、Nvidia DLSSとNvidia Reflexのサポートも享受できるようになりました。前者に関しては、Nvidiaは新たに実装されたアップスケーリング技術により、「スムーズなフレームレートを維持しながら、『CoD: MWII』のグラフィックを最高解像度で最大限に引き出す」ことができると述べています。Nvidia Reflexをご存知の方なら、『CoD: MWII』で謳われているメリットの一つに遅延の低減があり、ゲームのレスポンスが向上し、全体的に楽しくプレイできるようになると聞いても驚かないでしょう。

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア II

(画像提供:Activision)

GeForce Game Ready 526.86 WHQLドライバでは、いくつかのバグ修正も提供されています。CoDシリーズの世界観に合わせ、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII 』では、画面の点滅による不具合が一部修正されました。また、『コール オブ デューティ ヴァンガード』ではゲームセッションが長くなるにつれて発生頻度が高まっていたランダムクラッシュがいくつか修正されたとNVIDIAは発表しています。

リリースノートに記載されているその他の修正には、YouTube がクラッシュして黒い画面になる問題、ゲーム終了時に GPU が P0 状態で停止する問題、Anvil Engine ゲームでグラフィックがちらつく問題、GeForce RTX 4090 8K60 のデコード パフォーマンスの低下、Forza Horizo​​n 5 からレインボー アーティファクトが除去される問題などがあります。

どのドライバリリースにも既知の問題が残っていますが、開発者がそれらの問題を認識し、リストに載せていることから、次の修正対象になるのではないかと期待が持てます。残っているバグの中でも特に深刻なものには、HDR切り替え時のクラッシュや、Cinema4DやDaz Studioなどのクリエイティブアプリで再現可能なクラッシュなどがあります。

GeForce RTX 700シリーズ以降のグラフィックカードをお持ちで、Windows 10 64ビット版以降をご利用の場合は、こちらからダウンロードしてください。また、上記の最適化や修正を急いでいない場合は、GeForce Experienceアプリからドライバーのダウンロードを促すメッセージが表示されるまでお待ちいただくことも可能です。

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マーク・タイソンはトムズ・ハードウェアのニュース編集者です。ビジネスや半導体設計から、理性の限界に迫る製品まで、PCテクノロジーのあらゆる分野を網羅的にカバーすることに情熱を注いでいます。