今週、Appleは同社初のマシンであるApple IIの発売35周年を祝いました。それ以来、Appleは長い道のりを歩んできたと言っても過言ではありません。今週、eBayにまたしてもAppleの名残が出品され、クパチーノが、特にこの15年間でどれほどの進歩を遂げてきたかを改めて思い知らされます。1997年、iPhoneやSiriという名前がまだ誰も知らない頃、Appleはパーソナルアシスタント「eMate 300」を発売しました。この製品は発売から1年も経たないうちに製造中止になったため、熱狂的なAppleファンでない限り、おそらく手元にはないのではないでしょうか。
しかし、eBayの驚異的な力と、ある人にとってはジャンクでも別の人にとっては宝物になるという特性のおかげで、eMate 300がオークションサイトで売りに出されています。8,499.99ドルという即決価格で、このノートパソコンはまだ大きな話題にはなっていませんが、Appleの歴史に残るこの小さな一品を欲しがる人はきっといるでしょう。
eMate 300は、バックライト付き480x320ピクセル、16階調グレースケールディスプレイ、スタイラスペン、フルサイズキーボード、25MHz ARM 710a RISCプロセッサ、そして1回の充電でなんと28時間駆動する内蔵充電式バッテリーを搭載していました。今回出品されるのは、クリアケース付きの試作機です。出品者のMaple Ridge Auctionによると、この試作機は6台未満しか生産されなかったとのことです。動作環境はAppleのNewtonオペレーティングシステムでした。
eMate 300 は、特に Apple が約束したすべての色を市場に出す前に製造中止になったという事実を考慮すると、少々失敗作のように思えるかもしれないが、1 つだけ功績がある。それは、eMate 300 が最終的に、同様の耐久性のあるプラスチック製のケースとハンドルを備えた Apple の iBook ラップトップにつながったことだ。
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ジェーン・マッケンテガートは、テクノロジー業界で17年の経験を持つライター、編集者、そしてマーケティングコミュニケーションのプロフェッショナルです。スマートフォン、タブレット、ゲーム機など、幅広いテクノロジー関連のトピックについて執筆しており、Tom's Guide、Tom's Hardware、MobileSyrup、Edge Upなどに記事を掲載しています。