Western Digitalは約束を果たし、現在市場で最も優れたSSDの一つであるWD Black SN850 SSD向けに新しいファームウェアをリリースしました。この最新ファームウェアにより、AMD X570チップセットに接続されたM.2スロットにドライブを装着した際のSN850の書き込みパフォーマンスが回復します。
SN850は現在入手可能なSSDの中でも最速クラスの速度を誇ります。しかし、Ryzenプロセッサと直接通信しないM.2スロットにSSDを装着した場合、40%以上のパフォーマンス低下が報告されています。SN850をプライマリドライブとして使用しているユーザーには、この問題は発生しないと考えられます。しかし、複数のSSDを装着し、AMD X570チップセットに接続されたM.2スロットにSN850を装着しているユーザーにとっては、大きな問題となる可能性があります。
Western Digitalによると、この問題は最大ペイロードサイズ(MPS)に関連しているとのことです。SN850は、MPSオプションを128バイトに設定するとパフォーマンスが低下します。Western Digitalの新しいファームウェア(613200WD)ではこの問題は修正されているようですが、このファームウェアと以前のバージョンの間で具体的に何が変更されたのかは不明です。
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ComputerBaseフォーラムのユーザーであるMichaelMros氏は、Western Digitalが修正を行ったことを指摘しました。以前の613000WDファームウェアでは、SN850のシーケンシャル書き込み速度は2,821.63MBpsに制限されていました。最新の613200WDファームウェアでは、5,115.11MBpsまで到達しました。その他の数値は許容範囲内でした。
新しいファームウェアは、Western Digital Dashboardソフトウェアからのみ入手できます。プログラムを起動するだけで、SN850のファームウェアを更新するように促すメッセージが表示されます。通知が表示されない場合は、ソフトウェアを再インストールするだけで問題が解決するはずです。
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