Raspberry PiとMakerコミュニティ全体が得意としていることの一つは、想像力豊かなSF作品に登場するクールなアイテムのレプリカを作ることです。AI搭載のターミネーターの頭蓋骨から『スター・ウォーズ』のピット・ドロイドまで、探求すべき創造性は尽きることがありません。今日は、Maker兼開発者のチャーリー・ディアス氏が製作した、映画『インターステラー』に登場するTARSのレプリカをご紹介します。
ディアス氏によると、目標はロボットの視覚的な複製を作るだけでなく、ロボットに命を吹き込む機能を追加することだったそうです。プロジェクトが現在の形になるまでには何度も試行錯誤が必要でしたが、最終結果はその努力に見合うものでした。この印象的なTARSレプリカは、私たちのお気に入りのシングルボードコンピュータ(SBC)であるRaspberry Piを使用しており、何時間も問題なく移動することができます。
脚を本体に取り付ける3Dプリント部品が使用されており、CADファイルも公開されているので、誰でも確認できます。駆動にはRaspberry Pi 3 B+とAdafruit 16チャンネルPWMサーボドライバを使用し、4つのSG90マイクロサーボモーターと5つのメタルギアサーボを接続しています。前面には5インチのElecrowディスプレイが搭載され、Bluetoothリモコンでリモートコントロールできます。
オペレーティングシステムに関しては、ディアスはRaspberry Pi OSを使用しています。また、彼はプロジェクトをオープンソース化してくれたので、ビルドに使用されたすべてのコードはHacksterで公開されています。歩行機能とリモート操作は、カスタムPythonスクリプトで処理されています。
このRaspberry Piプロジェクトの実際の動作をご覧になりたい方は、 Hacksterでプロジェクトの詳細をご覧いただけます。Diaz氏はHacksterで自身の努力を披露するだけでなく、開発の進捗状況についても詳しく解説しています。
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