Micronは、5300シリーズと7300シリーズという2つの新しいSSDシリーズを発表しました。両シリーズともデータセンターでの使用を想定しており、Micronの新しい96層NANDを採用しています。7300シリーズは高性能・高スループットのワークロード向けに最適化されているのに対し、5300シリーズは高い信頼性が求められる読み取り重視のワークロード向けに設計されています。
Micron 7300 シリーズ NVMe SSD
7300シリーズには、U.2ドライブとM.2ドライブの4種類のモデルがあり、それぞれPROバージョンとMAXバージョンがあります。Proバージョンは読み取り集中型のタスクに特化しており、1日あたり最大1回のドライブ書き込みによる摩耗や劣化に耐えます。MAXシリーズは、1日あたり最大3回のドライブ書き込みに耐える耐久性を備えています。これらのユニットの平均故障間隔は200万時間と評価されています。
Micron 5300 シリーズ SATA SSD
消費者市場では徐々に縮小しているものの、Micronはエンタープライズ市場では依然としてSATA SSDを積極的に推進しており、SATAで稼働しているインフラでも多くのシステムアップグレードが実現できると主張しています。5300シリーズのドライブは96層NANDを搭載しており、大容量ストレージとデータの信頼性を重視して設計されているため、平均故障間隔は300万時間とされています。
5300シリーズには、いくつかの異なるフレーバーが用意されています。OSインストール用の「Boot」シリーズはM.2フォーマットのみ、PROシリーズはM.2と2.5インチフォーマットの両方で提供されますが、3.84TBと7.68TBのモデルは2.5インチフォーマットのみとなります。また、5300 MAXシリーズは2.5インチフォーマットのみで提供されますが、PROシリーズよりも書き込み耐久性が大幅に向上しています。
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Niels BroekhuijsenはTom's Hardware USの寄稿ライターです。ケース、水冷システム、PCの組み立てレビューを担当しています。