GPU修理店NorthridgeFixは、RTX 4090の溶解事故が皆の期待通り収束していないことを明らかにした。修理店によると、世界中の顧客から焼け焦げたRTX 4090が引き続き届き、それらのGPUを「毎日」修理しているという。NorthridgeFixは、溶解した16ピン電源コネクタが詰まった箱を公開し、この事実を裏付ける決定的な証拠を示した。
NorthridgeFixは、同社が受け取るRTX 4090の多くも、CableModの電源アダプターが溶けたために発生したものであることを明らかにしました。これらはCableModが正式に製造を中止し、リコールした元のアダプターです。しかし、すべての顧客がこのアダプターの使用をやめる保証はありません。NorthridgeFixは、当初の設計が「誤った基盤の上に構築されていた」ことを認めています。
RTX 4090が毎日のように溶けているのは残念なことです。しかし、Nvidiaが過去2年間で製造してきたRTX 4090は数十万枚に上るため、少なくとも一部のカードは使用していくうちに溶けてしまうのは避けられません。具体的には、新しい12V-2x6電源コネクタではなく、従来の12VHPWR電源コネクタを搭載したRTX 4090についてです。
我々が発見したように、これらの溶解問題はいつでも発生する可能性があります。RTX 4090カードが数ヶ月で溶解したという報告もあれば、損傷が発生するまで丸1年かかったという報告もありました。これは単に偶然性と、各RTX 4090の使用頻度によるものです。使用頻度の低いRTX 4090では、症状が現れるまでにははるかに長い時間がかかります。誰もがRTX 4090を24時間365日使い続けてビデオゲームをしたり、コンテンツをレンダリングしたりするわけではありません。
幸いなことに、NVIDIAは、私たちの知る限り、新しいRTX 4090生産モデルと、16ピン電源コネクタを採用しているRTX 40シリーズファミリー全体で、新しい12V-2x6電源コネクタの使用に切り替えました。報告によると、12V-2x6は過熱の影響を受けにくいとのことで、12V-2x6コネクタを搭載したRTX 4090が電源コネクタの故障で故障したという例は今のところ見当たりません。
残念ながら、オリジナルの12VHPWR電源コネクタを搭載したRTX 4090が依然として大量に流通しているという事実は変わりません。そのため、GPUが製造中止になるまで、RTX 4090の故障に関するニュースは今後も耳にすることになるでしょう。
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