Arduinoは今週、RP2040を搭載した最新の製品を発表しました。これはちょっと特別な製品です。600ドルのロボットアーム、Braccio ++をご紹介します。「メカトロニクス、ロボティクス、エンジニアリング、エレクトロニクス、物理学、工業デザイン、製造業の授業、そしてその他あらゆる技術系の科目で使用できるように設計」されており、Arduino独自のNano RP2040 Connectを搭載しています。
学習ツールとして設計された Braccio ++ は、動き、力、トルク、ギア比、安定性、積載物の重量が動きに与える影響など、産業界でロボットを使用する際の課題を反映した概念を教えることを目的としています。
画像
1
の
2

Nano Connectは、通常のRP2040コントローラチップに加え、16MBのフラッシュストレージ、マイク、モーションセンサー、そしてWi-FiとBluetooth 4.2に対応するu-blox NINA-W102無線モジュールを搭載しています。Arduino Nanoのフォームファクターに準拠し、MicroPythonを含むRP2040ソフトウェアエコシステム全体をフルサポートしています。また、カスタムプロジェクトを充実させるため、ミニジョイスティックと小型LCDスクリーンを備えたBraccio Carrierボードの新バージョンも用意されています。Carrierにはアクセサリ接続用のIOヘッダーも搭載されています。
アーム本体は、バージンABS樹脂ではなく、リサイクルされた食品用カートンから作られており、強度を高めるためにアルミニウム層が設けられています。すべてのプラスチック部品は100%リサイクル可能です。内部には、Arduino RS485スマートサーボモーターが6個搭載されており、アームに4個、クローを制御するために2個搭載されています。様々な動作を実現するために、ソーラーパネルの取り付けや太陽の動きの追跡など、様々な方法で組み立てることができます。ハードウェアはオープンソースで、より多くのステップバイステップのレッスンやプロジェクトを含むデジタルコンテンツプラットフォームが付属しています。
Braccio ++ は、Arduino ストアから 599.99 ドルで購入できます。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。
イアン・エヴェンデンは、英国を拠点とするTom's Hardware USのニュースライターです。彼はどんなテーマでも執筆しますが、特にRaspberry PiとDIYロボットに関する記事が彼の目に留まることが多いようです。