Raspberry Pi Picoは機械学習用ボードとして真っ先に思い浮かぶものではないかもしれませんが、4ドルという価格帯は機械学習プロジェクトにとって現実的なプラットフォームとなるかもしれません。ArducamのPico4MLはRP2040ベースのボードで、オンボードカメラ、スクリーン、マイクを搭載しており、Raspberry Pi Picoとほぼ同じサイズです。
Arducamは、Raspberry PiやNvidia Jetsonボード向けのカメラ製品でよく知られていますが、Raspberry Pi Picoのリリース以来、Picoを活用した機械学習プロジェクトの開発に取り組んでいます。Arducam Pico4MLは、同社初のRP2040ベースボードであり、オンボードカメラ、ウェイクワード検出に使用できるマイク、スクリーン、そしてジェスチャー検出が可能な慣性計測ユニット(IMU)を搭載した初のボードです。
Pico4MLは、Tiny Machine Learning(TinyML)をベースにした機械学習および人工知能プロジェクト向けに設計されています。TensorFlow Lite MicroライブラリがRP2040に移植され、この4ドルのマイクロコントローラで全く新しいプロジェクトの世界が開かれました。Arducam Pico4MLは本質的にはRaspberry Pi Picoであるため、Pico用に設計されたアクセサリと互換性があるはずです。
Pico4MLは2人の人物をリアルタイムで検出できます。最新のデモ動画では、実際の人物とマリオのアクションフィギュアを対象とするPico4MLの動作をご覧いただけます。Pico4MLは、画像が人物である確度をパーセンテージで表示し、同時にフレーム内の被写体のライブカメラ映像も提供します。
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現時点ではこのボードがいつ、どれくらい入手できるかは不明ですが、Tom's Hardware が数週間以内にレビュー用に 1 枚受け取る予定であることはわかっています。
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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。