Movidiusは、Lenovoとの提携を発表しました。これにより、MovidiusのMyriad 2ビジョンプロセッシングユニット(VPU)とコンピュータービジョンアルゴリズムへのアクセスがLenovoに付与され、「様々なバーチャルリアリティプロジェクト」で利用できるようになります。今回の発表は、Lenovoが約束したProject Tangoスマートフォンに関するものである可能性が高いと思われますが、LenovoとMovidiusが何か別のもの、おそらくHololensの競合製品を発表するのではないかと予想されます。
Movidiusは本日の発表について何らかのヒントを与えていたようです。同社は、Lenovoが2016年に発売予定のVR製品ラインにMyriad 2ビジョンプロセッシングプラットフォームを採用することを明らかにしました。
Movidius社は、モバイルデバイスおよびヘッドウェアデバイス向けにVPUを特別に設計しました。Myriad 2 VPUチップには、12個のプログラマブルベクターコア、内蔵イメージプロセッサ(ISP)、そしてハードウェアアクセラレータのクラスターが搭載されています。パッケージサイズは5 x 5 x 0.35 mmで、Movidius社によると消費電力はわずか1ワットです。
これはあくまで推測ですが、色々なことが絡み合っています。Lenovoが以前からVRに取り組んでいることは周知の事実です。1年前のLenovo Tech Worldでは、謎めいたHMD(追加情報なし)が展示されていましたが、そのデバイスはGear VR、つまりスマートフォン一体型のHMDでした。(LenovoがこのイベントでGoogle DaydreamのようなスマートフォンとHMDの組み合わせを発表しても驚きではありません。おそらく、前述のProject Tangoスマートフォンがそれに使われるのでしょう。)
しかし、Myriad 2はHoloLensのようなAR/VRデバイスに最適です。LenovoはPCメーカーとして知られていますが、実際には幅広いモバイルポートフォリオを保有しています。海外市場向けに少数のスマートフォンを製造しているほか、Motorolaも所有しています。HoloLensとMeta 2はどちらもパワフルで優れたデバイスであり、自己完結型で基本的にモバイルデバイスです。Lenovoはモバイルデバイスの開発に精通しています。Myriad 2では、AR/VRモバイルデバイスに必要なすべてのトラッキング機能も追加できます。
詳細については、6 月 9 日の Lenovo Tech World でご確認ください。
Tom's Hardware の最高のニュースと詳細なレビューをあなたの受信箱に直接お届けします。