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VIA、Pentium 4とDDRメモリを連携

Pentium 4を一般向けに普及させる

IntelのPentium 4は出荷開始から約9ヶ月が経過しましたが、本格的な量産製品には至りませんでした。Intelが主力プロセッサを比較的競争力のある価格で提供しようとしたことで、状況は多少改善されたかもしれませんが、真の問題は依然としてPentium 4の高価なプラットフォームにあります。現在まで、Pentium 4をサポートするチップセットはIntelの850のみであり、これは法外なほど高価なRDRAMメモリを必要とします。

VIA ギャップを埋める

これはもちろん、台湾のチップセットメーカー(CPUとGRXも含む)VIAにとって大きなチャンスです。なぜなら、VIAはDDR-SDRAMをサポートするPentium 4チップセットP4X266によって、i850/RDRAMとi845/SDRAM間の性能ギャップを埋めることができるからです。Intelの高クロックPentium 4プロセッサと高性能DDR-SDRAMメモリ、そして魅力的な価格のVIAチップセットを組み合わせることで、Pentium 4はこれまで以上に魅力的なものになる可能性があります。Intelはチップセットの販売には参加しませんが、それでもPentium 4プロセッサの売上増加は喜ばしいはずです。

P4X266のごく初期バージョンは、数ヶ月前のComputex 2001で既に公開されており、3DMark2001の1600x1200x32解像度でi850プラットフォームを上回るパフォーマンスを示したとされています。その間にVIAは、信頼性の高い動作が確認できるマザーボードのサンプルと、NDAとテスト手順を含むリリース戦略を策定し、2001年8月14日、つまりATi Radeon 8500のリリース当日にP4X266をリリースすることができました。この記事の公開は、いくつかのロジスティックス上の理由と個人的な理由(VIAのマーケティング部門もかなり残念な役割を果たしました)で延期せざるを得ませんでしたが、それでも皆さんに楽しんでいただければ幸いです。

ここでは、P4X266 チップセットと現在の Pentium 4 プロセッサ用の Socket423 を搭載した VIA のリファレンス ボード VT5580A を示します。

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