世界最大のマザーボードメーカーであり、PCハードウェア全般でも世界有数のメーカーであるASUSは、マウスパッドから大型ディスプレイまで、考えられるほぼあらゆる製品を供給しています。しかし、ASUSの製品ラインナップには欠けている製品がいくつかあり、その一つがソリッドステートドライブです。しかし、同社は近いうちにこの不足を補うことになるようです。
同社は土曜日、迫り来るComputex 2022トレードショーの数週間前に、台湾のFacebookページにROG Strix SQ7ドライブのティーザーを掲載しました。ROG Strix SQ7は、現在最高のSSDに匹敵する製品となるでしょう。
かなりシンプルなグラフェンヒートスプレッダーは、何の兆候も示していません。その陰には、控えめなミッドレンジのターンキーSSDソリューション、あるいは独自のコントローラーとファームウェアを搭載したカスタムメイドの高性能ドライブが隠れている可能性があります(例えば、Samsungの最上位モデルである980 ProクライアントSSDにはグラフェンヒートスプレッダーが搭載されています)。Asusが内蔵SSDに初めて参入したことを考えると、Asus ROGブランドを正当化するために多少のカスタマイズはあるものの、ターンキーソリューションを採用していると推測するのが妥当でしょう。一方、1TBの容量は、AsusがゲーミングSSD市場のスイートスポットを狙っていることを示しています。
近年、Gigabyte、MSIなど、ほぼすべての大手ゲーミングハードウェアメーカーがSSDの提供を開始しました。もちろん、3D NANDの価格変動によってSSDのコストと価格が変動し、競争が激しいため、リスクの高いビジネスです。それでも、忠実な顧客からの安定した収益源と、ブランド認知度の向上というメリットがあります。
Intel第12世代Alder Lakeプロセッサ搭載プラットフォームなど、最先端のハードウェアを購入する愛好家は、PCIe 5.0 x4インターフェース搭載のSSDを心待ちにしています。しかし残念ながら、これらのSSDプラットフォームが本格的に普及するにはまだしばらく時間がかかるため、ASUSはPCIe Gen4ドライブの開発を進めています。結局のところ、最初の製品は常にテスト段階です。実績のあるプラットフォームを選ぶのが良いのではないでしょうか。
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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。