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OpenGLワークステーションパワー - プロフェッショナルユーザー向けグラフィックカード

安定性と品質が何よりも重要

ハイエンドOpenGLグラフィックボード市場は、明確に定義されていません。Nvidiaのプレスリリースではあるデータが示されており、3Dlabsのプレスリリースでは別の見方が示されています。実際には、ハイエンドOpenGLグラフィックボードの年間世界販売台数は約20万台なので、いずれにせよ業界の中でも非常に特殊なセグメントです。このグラフィックカード市場セグメントでは、細部にこそ真価が宿ります。セールストークでは、ポリゴンやピクセルのフィルレートよりも、ドライバーの最適化と高精度化に注力する努力が重視されています。

ATI Fire GL4やWildcat II 5110を購入するには、さらに高額な費用がかかります。Wildcatの場合は2,500ドルです。とはいえ、これらの価格はあくまでも参考価格として提示されているに過ぎません。なぜなら、OpenGLカードはほぼすべて、システムインテグレーター(SI)または独立系ソフトウェアベンダー(ISV)パートナーを通じてワークステーションの一部として販売されているからです。一部のハイエンドカードのPCI版は小売店で見つかるかもしれませんが、ハイエンドOpenGLカードを小売店で探しても、見つからないかもしれません。しかし、経済的なプレッシャーから、ユーザーがワークステーションシステムの新規購入ではなくアップグレードを選択するようになれば、来年には状況が変わるかもしれません。

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