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G.Skill、空冷でDDR5-10000を実現

G.Skillは、空冷式メモリでDDR5-10000という画期的な記録を達成したと発表した。この快挙は、空冷式Trident Z5メモリモジュール1個と、Asusのハードウェアおよび技術サポートによって達成された。 

(その他のニュースとして、G.Skill は本日、Intel の Core i9-13900K プロセッサおよび Asus の ROG Maximus Z790 Apex マザーボード (BIOS 0702) での使用が検証された高周波 Trident Z5 DDR5-8000 32GB (16GB x 2) CL40 メモリ キットを発表しました。)

G.SKill Trident Z5 メモリオーバークロック

(画像提供:G.Skill)

上記はDDR5-10000を達成したスクリーンショットです。CPU-Zでは、DRAMクロックが5,000MHzと表示されています。これは、G.SkillがSK Hynix製ICを搭載したDDR5-8000モジュールを使用し、それをDDR5-10000にオーバークロックしたことを表しています。詳細はCPU-Zの公式検証リンクをご覧ください。

G.Skillは、Intel Core i9-13900KプロセッサとAsus ROG Maximus Z790 Apexマザーボード(BIOS 0702)プラットフォームで検証済みのDDR5-8000 CL40 32GB(2x16GB)およびDDR5-7800 CL38 32GB(2x16GB)メモリキットも展示しました。これはG.SkillのDDR5-10000達成に使用されたものと同じプラットフォームですが、空冷式メモリキットにはマッチングペアのRAMモジュールが使用されています。

G.SKill Trident Z5 メモリオーバークロック

(画像提供:G.Skill)

G.Skill の AIDA64 テストによると、DDR5-8000 キットのメモリ帯域幅の読み取り速度は 124 GB/秒以上、書き込み速度は 120 GB/秒以上です。

オーバークロックの専門家たちがIntelの新世代プロセッサに慣れてくるにつれ、DDR5の速度(と謳われているもの)が徐々に向上していくのは興味深い。わずか2週間前、G.SkillはTrident Z5 DDR5-8000メモリキットの開発を予告していたが、今では空冷式メモリで20%も高速化したという成果に影を潜めている。 

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他のメモリメーカーもすぐに対応してくれるだろうと期待する声もあるかもしれないが、ここで言及したG.SkillのTrident Z5モジュールとキットはいずれもまだ市場に出回っていない。G.Skillは出荷時期や価格に関する情報をまだ提供していないため、これらの驚異的な速度は今のところ単なる見出しに過ぎない。現在入手可能な最速のTrident Z5キットは、DDR5-7600 CL36がピークとなっている。