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ギガバイトの新ワークステーションはAMD RyzenとThreadripperプロセッサーを搭載

台湾のコンピューターおよびPCコンポーネントメーカーであるGigabyteは本日、ワークステーションPCのラインナップを最新のAMD RyzenおよびRyzen Threadripperプロセッサーにアップデートすることを決定しました。エンジニアや科学者などのプロフェッショナルをターゲットとしたこの新しいワークステーションPCシリーズは、最大64コアのZenプロセッサと128スレッドを搭載しています。

GigabyteのMC62-G40 マザーボードは、同社のハイエンドワークステーション製品の基盤として機能します。この新製品には、AMDが提供する最高級ワークステーションチップセットであるAMD WRX80チップセットが搭載されています。ワークステーションやサーバーで広く採用されているエンタープライズSSI-CEB規格に準拠して製造されています。AMD Ryzen Threadripper PROプロセッサをサポートし、最大64コア、128スレッドをサポートし、8つのDIMMで8チャネルメモリを実現します。 

AMD Ryzen プロセッサーを搭載した Gigabyte ワークステーション PC

(画像提供:ギガバイト)

Gigabyte は、標準的なデスクトップ タワー形式のワークステーションを 2 台、1U ラック スペースに収まるワークステーションを 1 台用意しました。

デスクトップ版W771-Z00は、前述のMC62-G40マザーボードをベースにしています。ボードのあらゆる機能に対応できる十分なスペースと拡張オプションを備えています。64コア128スレッドのCPU、デュアルスロットGPU 4基、そして2つのケージに最大8台の3.5インチホットスワップ対応SSD/HDDを搭載可能で、デフォルト構成では4つのSSD/HDDベイを備えたケージ1つが搭載可能です。すべての電源は2000W(CRPS)の冗長電源で2基搭載されていますが、2400WのデュアルPSUにアップグレードすることも可能です。

AMD Ryzen プロセッサーを搭載した Gigabyte ワークステーション PC

(画像提供:ギガバイト)

W331-Z00ワークステーションは、W771の弟分です。AMD B550チップセット搭載のマザーボードを採用し、最大16コア32スレッドのAMD Ryzen 9 5950Xプロセッサを搭載可能で、メモリはDDR4-3200MHz DIMMを128GBまで増設できます。PCIe拡張スロットは4つありますが、PCIe Gen4 x16接続のGPUは1つしか搭載できません。3.5インチまたは2.5インチのストレージ拡張スロットを2つ搭載し、ボード上に2280 M.2 PCIe NVMeスロットを2つ搭載しています。DASHリモート管理ソフトウェアも内蔵されており、このワークステーションをリモートから管理できます。システム全体は500ワットの電源ユニットで動作します。

AMD Ryzen プロセッサーを搭載した Gigabyte ワークステーション PC

(画像提供:ギガバイト)

最後に、GigabyteはAMD Ryzen Threadripperプロセッサを必要とするGPU中心のワークロード専用の1Uサーバーも開発しました。TRX40チップセットを搭載したG182-C20サーバーは、第3世代Threadripperプロセッサをサポートし、最大256GBのシステムメモリをサポートする8チャネルメモリを搭載しています。コンパクトなサイズながら、GPUアクセラレーションワークロード向けにフルサイズグラフィックカードを2枚搭載できます。電源は2.5インチU.2ドライブベイ2基、10GbE Base-Tポート2基(NCSI対応)、そして冗長化された1600W電源2基を搭載しています。

AMD Ryzen プロセッサーを搭載した Gigabyte ワークステーション PC

(画像提供:ギガバイト)

最後に、GigabyteはこのワークステーションラインナップをAMD Ryzenプロセッサ中心に展開していますが、W771モデルは高度なモジュール設計を採用しているため、AMD EPYCサーバープロセッサを搭載できると同社は主張しています。同社はこれらのワークステーションの価格や発売日をまだ発表していませんが、安価な製品になるとは期待できません。

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