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BASICプログラミング言語誕生60周年 — ダートマスBASICは1964年に誕生しました
BASIC誕生の時代、60年代のゼネラル・エレクトリック社のビンテージPC広告。この広告は、BASICプログラミング言語の開発に使用された、小型化されたGE-210と、2000ポンドの巨大なGE-225を比較したものです。
BASIC誕生の時代、60年代のゼネラル・エレクトリック社のビンテージPC広告。この広告は、BASICプログラミング言語の開発に使用された、小型化されたGE-210と、重量2000ポンドの巨大なGE-225を比較したものです。 (画像提供: ゼネラル・エレクトリック)

派生プログラミング言語の「方言」が最も多く存在するプログラミング言語として知られるBASICが、今月60周年を迎えました。BASIC(Beginner's All-Purpose Symbolic Instruction Code)のオリジナル版は、ニューハンプシャー州に拠点を置くダートマス大学で開発されたため、「ダートマスBASIC」とも呼ばれています。当然のことながら、この言語は後の数十ものBASIC言語の基礎となっています。 

オリジナルのダートマスBASICは1964年5月にリリースされ、1979年までアップデートとメンテナンスが続けられました。BASICやそれと同様の使いやすいプログラミング言語が登場する以前の時代、PCはまだ部屋全体を占領するほどの大きなマシンで、何かを行うにはほぼケースバイケースの機能に基づいてプログラムする必要がありました。BASICはプログラミングを「民主化した」と言われていますが、これはBASICが最初のメジャープログラミング言語の一つであるだけでなく、最も使いやすい言語の一つでもあるからです。

近年の主要な方言としては、MicrosoftのVisual Basicとその派生言語が挙げられます。The Register紙によるダートマスBASIC60周年記念記事では、Small Visual Basic 3.0、SE BASIC 4.2、そしてMicrosoftのQuickBasicから派生したカスタムQB64 QuickBasicへの、ほぼ同時期に行われたアップデートについても取り上げられています。

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クリストファー・ハーパーは、2015年からPCハードウェアとゲームを専門とするフリーランスのテクニカルライターとして活躍しています。それ以前は、高校時代に様々なB2Bクライアントのゴーストライターを務めていました。仕事以外では、友人やライバルには、様々なeスポーツ(特に格闘ゲームとアリーナシューティングゲーム)の現役プレイヤーとして、またジミ・ヘンドリックスからキラー・マイク、そして『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラックまで、幅広い音楽の愛好家として知られています。