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AMDベースのChuwiミニPCはXbox One Sと同じマザーボードを採用

(画像提供:Chuwi)

Chuwi は先月 AeroBox を発表しましたが、同社の代表者は最近 TechRadar Pro に対して、このミニ PC には Xbox One S と同一のマザーボードが搭載されていると告白しました。

簡単にまとめると、Xbox One Sはカスタムオクタコアプロセッサを搭載しており、2つのJaguar Compute Unit (CU) で構成され、それぞれ最大4つのCPUコアを搭載しています。チップのクロック周波数は1.75GHzです。グラフィックスに関しては、APUは914MHzで動作する768個のシェーダーを搭載し、ピーク単精度(FP32)演算で1,404GFLOPSの性能を発揮します。

Chuwiは、AMD A9-9820を搭載したAeroBoxワークステーションを販売しており、その最高クロック速度は2.35GHzと見られています。AeroBoxはXbox Oneに比べて熱的余裕が大きいため、APUはより高いクロック速度で動作できると考えられます。しかし、ChuwiはA9-9820にRadeon R7 350ディスクリートグラフィックカードを搭載しており、Xbox One Sの要件を満たさない再利用されたチップを使用している可能性を示唆しています。Radeon R7 350は、最大935MHzで動作する512個のシェーダーを搭載し、FP32演算で957.4GFLOPSのピーク性能を発揮します。 

クロック周波数の高いプロセッサのおかげで、AeroBoxはゲーム機よりも高い処理能力を発揮する可能性があります。これはオフィスや生産性向上に便利です。しかし、ワークステーションのグラフィック性能はXbox One Sには遠く及びません。計算によると、Xbox One SはAeroBoxよりも最大46.6%高いFP32性能を発揮するはずです。

AeroBoxは発売当初は日本国内でのみ販売されます。ChuwiはこのミニPCの価格をまだ発表していません。

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Zhiye Liuは、Tom's Hardwareのニュース編集者、メモリレビュアー、そしてSSDテスターです。ハードウェア全般を愛していますが、特にCPU、GPU、そしてRAMには強いこだわりを持っています。