Astro Pi コンピューターが国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられるのを見て、宇宙実験に参加したいと願っていた人は、もう自分でロケットを作る必要がなくなります。Raspberry Pi が、現在軌道上にあるものとほぼ同じ 3D プリント可能な Pi ケースを、はるかに安い価格でリリースしたからです。
オリジナルはアルミニウム製で、重量のない驚異の保護と受動冷却の両方の役割を果たしますが、3Dプリンターで押し出したプラスチック製ではない点を除けば、ほぼ同一です。Raspberry Piは、レプリカAstro Piケースを3Dプリントして組み立てるためのガイドとモデルを公開しました。これがあれば、円形の窓辺に座ってギターでSpace Oddityを弾きながら、新しいSense HATバージョン2の可能性を探ったり、高品質カメラモジュールで素晴らしい写真を撮ったりすることができます。
ガイドには、ケースを完成させるために必要なすべての3Dプリントファイルに加え、Astro Piを起動して動作させるために必要な内部配線とはんだ付けの手順がステップバイステップで記載されています。ケースの初期バージョンからの改良点としては、上半身と下半身のセグメントを分割するのではなく、一体のパーツとして作成する点が挙げられます。また、出力は様々なプリンターでテスト済みです。
上部ケースには4種類のバリエーションがあり、Astro Piに搭載するPIRセンサーの種類に応じて使い分けることができます。ヨーロッパAstro Piチャレンジに参加する方は、宇宙に送られたものと同じものを使用できます。一方、モーション検知機能のみが必要な方は、より安価なセンサーを使用できます。さらにコストを削減するために、プッシュボタン用の穴が小さいバージョンもご用意しています。Astro Piのセルフテストソフトウェアのカスタムバージョンもリリースされており、宇宙飛行用コンピューターを組み立てた後、すべての動作を確認できます。
オリジナルの Astro Pi ケースは、Raspberry Pi が作成した最も人気のある 3D プリント ガイドの 1 つで、オリジナルのアルミニウム仕上げに合わせてスプレー塗装できるケースの他に、複数の色や暗闇で光るプラスチック製のケースも作成されました。
The Pi Castで詳しく取り上げた新しいAstro Piユニットは、高品質カメラを搭載したRaspberry Pi 4とSense HATバージョン2で構成されており、小学生が作成した実験を実行し、地球の画像を返します。また、Google Coral機械学習アクセラレータも搭載されており、実験者はこれを使って天気を予測したり、カビの成長をシミュレーションしたりしています。
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