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マイクロソフトがInternet Explorer 10の棺にもう一本釘を打ち込む

2016年、MicrosoftはInternet Explorer 10(IE10)のサポートを終了し、IE11とEdgeブラウザのみアップデートの提供を継続すると発表しました。ただし、Windows Server 2012とWindows 8 Embeddedは例外で、当時はIE11をサポートしていませんでした。Microsoftは今年後半にこれら2つのOSにIE11を対応させると約束しており、今週、これらのエンタープライズ向けWindowsエディションで2020年1月にIE10が廃止されることも発表されました。 

IE11への切り替え

Windows Server 2012およびWindows 8 Embeddedをご利用の企業ユーザーは、早ければ今春から、それぞれのOSでIE11のテストを開始できます。IE11はMicrosoft Updateカタログからダウンロードできますが、Microsoftは今年後半に、これら2つのOSの全ユーザーにもアップデートをプッシュ配信する予定です。

Windows Update サービスによる IE11 のプッシュは、IE11 への移行を避けることができないことを意味します。そのため、IE10 の不具合に依存している企業は、Web アプリを新しい IE に移行する必要があります。Windows Server 2012 および Windows 8 Embedded のお客様は、2020 年 1 月までに移行の準備を行ってください。

何らかの理由でアプリを IE10 から IE11 に完全に移行できない人にとっては、IE11 にはエンタープライズ アプリ用の IE10 互換モードもあるということを知って喜ぶことでしょう。

Windows 10へのより簡単な移行パス

Microsoftは、エンタープライズWebアプリをIE11に移行することで、Microsoftの最新ブラウザであるEdgeがIE11へのフォールバックをサポートしているため、これらの企業や組織は将来的にWindows 10への移行もより容易になると指摘しています。したがって、IE11向けに最適化されたすべてのWebアプリは、Edgeでも引き続き動作するはずです。

しかし、残る大きな疑問は、MicrosoftがChromiumベースのブラウザを公開したらどうなるかということです。MicrosoftがIE11に何らかのフォールバック機能を追加する意向があるかどうかはまだ明らかではありません。このブラウザがかなりの数のユーザーを獲得する頃には、Microsoftは企業ユーザーに対し、Edge(新しいChromiumベースのブラウザにEdgeとの互換性へのフォールバック機能がある場合)またはChromiumベースのブラウザ自体への切り替えを推奨する可能性が高いでしょう。

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