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Alienware AW3225QFとAW2725DFがQD-OLEDゲーミングモニターファミリーを拡張 – 4K 240 HzとQHD 360 Hz
Alienware QD-OLEDモニター
(画像提供:Tom's Hardware)

Alienwareは34インチのAW3423DWでQD-OLED市場に参入し、その後改良版のAW3423DWFを発売しました。Dellのプレミアムゲーミングブランドは、AW3225QFとAW2725DFという2つの新製品を追加することで、QD-OLED製品のラインナップを拡充します。

まずは、2つのモニターのうち小さい方、AW2725DFから見ていきましょう。AW2725DFは27インチのQHD(2560 x 1440)解像度のパネルを搭載しています。さらに注目すべきは、QD-OLEDゲーミングモニターとしては初となる360Hzの高速リフレッシュレートを実現していることです。また、0.03msのグレーツーグレー応答速度とAMD Free Sync Premium Proを搭載し、フレームレートに関わらずスムーズなゲームプレイを実現します(VESA AdaptiveSyncも公式サポート)。なお、このモニターはNvidia G-Syncには対応していません。

Alienware QD-OLEDモニター

(画像提供:Alienware)

OLEDテクノロジーは無限のコントラストを実現し、ゲームの世界ではIPSパネルやVAパネルでは実現できない漆黒の表現を実現します。Alienwareによると、AW2725DFはVESA DisplayHDR True Black 400認証を取得しています。 

また、このモニターはDCI-P3の99.3%をカバーし、TUV認証済みのComfortView Plusテクノロジーによりブルーライトレベルを低減し、目の疲労を軽減すると謳っています。最大輝度はSDRコンテンツでは250ニットですが、HDRコンテンツでは1,000ニットまで上がります。

ご想像のとおり、AW2725DFには同期可能なRGB AlienFXライティングエフェクトが搭載されており、スタンドは高さ、傾斜、回転、ピボットの調整が可能です。また、DisplayPort 1.4(360Hz対応)×2、HDMI 2.1(最大144Hz)×1、USB-A 3.2×2、USB-C 3.2×1など、充実したポートも搭載しています。

次はAW3225QF。4K(3840 x 2160)解像度の32インチモニターです。解像度が上がったため、小型モデルの360Hzリフレッシュレートには及ばないものの、HDMIまたはDisplayPortインターフェースで最大240Hzという驚異的なリフレッシュレートを実現しています。AMD FreeSync Premium Proに加え、 Nvidia G-Syncもサポートされています。AW2725DFと同様に、AW3225QFは0.03msの応答速度と最大1,000nitsの輝度を誇り、VESA DisplayHDR True Black 400を
サポートしています。さらに、Dolby Visionにも対応しています。

Alienware QD-OLEDモニター

(画像提供:Alienware)

接続性に関しては、AW3225QFはHDMI 2.1ポートを2つ、DisplayPort 1.4ポートを1つ、そして周辺機器を接続するためのUSB-A 3.2ポートとUSB-C 3.2ポートを複数備えています。AW3225QFは高さ、角度、回転を調整できます。

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Alienware AW2725DFとAW3225QFには、OLEDの焼き付きに対する3年間の先出し交換保証とプレミアムパネル交換保証が付いています。両モニターは1月11日より発売開始で、AW2725DFは899.99ドル、AW3225QFは1,199ドルで販売されます。QD-OLED搭載のAW3423DWF (最高のゲーミングモニターの一つ)とAW3423DWのレビューでそのパフォーマンスに感銘を受けたため、このファミリーの最新モデルにも大きな期待を寄せています。

ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。