Raspberry Piを1台買うだけで、何台も買わずにはいられないものですが、将来のRaspberry Piプロジェクトの作成を支援するために1台のRaspberry Piを専用にするのは、全く新しいレベルです。Redditでは、Wolfy-jというメーカーが、Raspberry Piで動作する印象的なPCB UVマシンを詳しく公開しています。このプロジェクトは、あらゆる種類のマイクロエレクトロニクスのニーズに対応するカスタムプロトタイプPCBの作成に使用できます。
Piプロジェクト用のPCB作成は目新しいものではありません。先日、Raspberry Piをテーマにしたポッドキャスト「The Pi Cast」で、Bolt IndustriesのIan Dunn氏にインタビューしました。彼は様々なプロジェクト、特にPico搭載キーボードキット用のPCB設計を手がけています。多くのメーカーが設計を外部企業に委託して製造しているのに対し、このプロジェクトでは、そのプロセスを自社で行っています。
Wolfy-j氏によると、このプロジェクトを立ち上げた動機は、プロジェクトのプロトタイプ開発期間を短縮したいという思いから生まれたとのことです。完成したこのロボットは、それ自体がプロトタイプであり、「Medusa」と名付けられました。Raspberry Pi 4を搭載し、2Kモノクロディスプレイを搭載しています。
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PCBを作成するには、まずUV耐性コーティングであるフォトレジストを用いてブランクPCBを準備する必要があります。PCBの設計ファイルはMedusaにアップロードされ、処理されます。Wolfy-j氏によると、マスクを使って片面PCBを描画するのに約20分かかります。
このスレッドでは、Medusaの構築に使用されたハードウェアの内部を垣間見ることができます。Raspberry Pi 4 Model Bを使用し、64ビット版Raspberry Pi OSが動作しています。ステータスインジケーター用のLEDがいくつか搭載されており、PCBレイヤーを作成するための2Kモノクロディスプレイを中心に構築されています。Arduino Proと温度センサーも搭載されています。
このプロジェクトを自分で作ってみたい方は、Wolfy-jさんが共有しているリソースをチェックして、全体の流れを把握してください。ガーバーファイルをMedusaのレイヤーに変換するプロセスはGitHubでご覧いただけます。UIインターフェースはSpiral Frameworkで作成しました。
このプロジェクトの詳細と詳細については、Reddit で共有された元のスレッドを確認し、今後の更新については Wolfy-j をフォローしてください。
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