東芝が100GBで初登場
数ギガバイトのデータを保存する最も小型の方法はフラッシュメモリです。USBメモリやデジタルカメラのメモリカードなどでお馴染みのフラッシュメモリです。フラッシュメモリは、トランジスタベースの不揮発性データストレージ技術です。他のシリコントランジスタとは異なり、フラッシュセルには2つのゲートがあります。2つ目のゲートはフローティングゲートと呼ばれ、絶縁されており、電子を捕捉することで情報を保存できます。現在のフラッシュ技術により、企業は最大16GBのフラッシュメモリ製品、あるいは最大32GBのいわゆるソリッドステート/フラッシュハードドライブを、手頃な価格で製造することが可能です。しかし、32GBはもはや現代のコンピューターにとって十分なストレージ容量ではありません。Windows Vista自体もシステムファイルだけで約10GBの容量を必要とします。そのため、ハードドライブの容量はフラッシュメモリの上限から始まるため、すぐに廃れることはありません。ただし、0.8インチと1インチのハードドライブは例外です。フラッシュメモリの容量は、これらの小型フォームファクターで実現可能な最大サイズを超えています。
2.5インチハードドライブも今年後半には250GBに達する見込みですが、iPodなどの超小型デバイスには必ずしも理想的とは言えません。これらのデバイスに必要な容量は30GBまたは80GBで、1.8インチハードドライブの小型、軽量、低消費電力といったメリットを享受できます。日立はTravelstar C3K80とC4K60/40で数年前から1.8インチハードドライブを発売しており、サムスンのN40もかなり前から販売されており、東芝も豊富な経験を有しています。約1年前、日立と東芝の1.8インチハードドライブ3機種を取り上げましたが、初の100GBドライブの登場は、このセグメントを再び検討する良いきっかけとなりました。 Samsung が 120 GB ドライブのリリースを間近に控えていること、また Hitachi の C3K80 が 3,600 RPM でしか動作せず、現在の標準と考えられる 4,200 RPM のスピンドル速度よりも低いことから、私たちは新しい 100 GB の Toshiba ドライブに焦点を当てることにしました。
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Patrick Schmid 氏は、2005 年から 2006 年まで Tom's Hardware の編集長を務めました。ストレージ、CPU、システム構築など、幅広いハードウェア トピックに関する多数の記事を執筆しました。