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AMDのSoCが次期Xboxに搭載される見込み、PlayStationも生産に近づいている模様

AMD Gonzaloシステムオンチップ(SoC)の認定サンプルが、実際に確認されました。著名な技術リーカーTUM_APISAK氏が本日投稿したツイートで、このチップの認定サンプルの存在が示唆されていました。AMD Gonzaloは、AMDによる公式発表はありませんが、MicrosoftとSonyの次世代ゲーム機向けに特別に設計された、この米国のチップメーカーによるカスタムAPU(アクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット)と言われています。

クレジット: AMD

(画像提供:AMD)

そして今日、AMD Gonzaloが3DMarkデータベースで発見されたようです。しかし、今回リークされたSoCは「ZG16702AE8JB2_32/10/18_13F8」という別のコードネームを持つ認定サンプル(QS)です。この最新の展開は、AMD Gonzalo SoCが生産段階に近づいていることを示しています。これは、AMD Gonzalo搭載が期待されているソニーのPlayStation 5とMicrosoftのXbox Scarlettが、私たちが考えているよりも早く発売される可能性があることを意味しています。

この新しいサンプルは、1月に公開されたものとは少し異なります。まず、認定サンプルのベースクロックは1.6GHzと報告されています。これはエンジニアリングサンプルと比較して600MHzの増加です。次に、ステッピングがA2からB2に変更されました。これは、SoCが開発プロセスにおいて順調に進んでいることを示しています。

最後に、認証サンプルのPCIe IDは13E9ではなく13F8です。これは、エンジニアリングサンプルで確認されたオリジナルのNavi 10 Liteグラフィックカードの別バージョンと思われます。この認証サンプルのiGPU(統合グラフィック処理装置)は1.8GHzで動作し、以前のエンジニアリングサンプルよりも800MHz高速です。

もしこのクロック速度が正確であれば、AMD Gonzaloは非常に高性能なSoCとなるはずです。このクロック速度を考えると、チップのTDP(熱設計電力)定格がどうなるか興味深いところです。動作クロックを1.8GHzまで引き上げれば、現代のゲーム機の限られた電力エンベロープを凌駕する可能性があります。AMDがこれを実現するためにどのような魔法をかけるのか、ぜひ知りたいところです。

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