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最新のAMDハードウェア上で簡単にデバイス上でAI画像生成ができるAmuse 2.0ベータ版がリリースされました
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(画像提供:AMD)

昨今、私たちは皆、何らかの形で人工知能を利用しています。MicrosoftのWordに組み込まれていたり、GoogleのGmailの裏で動いていたりします。しかし、前者と後者の大きな違いは、Microsoftアプリはインターネット接続を必要としないのに対し、Gmailは必要とすることです。OpenAIのChatGPTの画像生成にも同じことが言えます。つまり、接続が必要なのです。では、接続を必要としないプログラムはどうでしょうか?AMD Amuse 2.0.0ベータ版へようこそ。

Amuse 2.0.0 Betaは、最新のAMDハードウェアベースのPCでAIモデルを用いて高品質な画像を生成できるようにするプログラムです。AMDのAmuseは、24GB以上のRAMを搭載したAMD Ryzen AI 300シリーズプロセッサ、または32GB以上のメモリを搭載したRadeon RX 7000システムを必要とします。また、32GB以上のRAMを搭載していれば、Ryzen 8040シリーズプロセッサを搭載したシステムでも動作します。つまり、非常に最新かつ高機能なシステムと言えるでしょう。 

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(画像提供:AMD)

何ができるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。AMDのAmuse 2.0.0ベータ版では、AIモデルを使って高品質な画像を生成したり、絵画や絵をデジタル画像に変換したり、カスタムAIフィルターを作成したりできるようになります。

AMD Museの主要機能の一つは、AMD XDNA Super Resolutionの採用です。これは、画像を512x512から1024x1024にアップスケールすることで、画像生成時間を短縮します。AMDによると、ユーザーはゼロから画像を作成したり、手描きのアートワークをデジタル形式に変換したり、カスタムAIフィルターを適用または作成して既存の画像の外観を変更したりできるとのことです。  

AMDのAmuse 2.0ベータ版は、上部のソースリンクからダウンロード可能です。ダウンロードサイズは800MB強です。アプリの一部機能が期待通りに動作しない場合は、これはベータ版であり、AMDは「実験的なソフトウェア」であると説明していることをご留意ください。

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アントン・シロフはTom's Hardwareの寄稿ライターです。過去数十年にわたり、CPUやGPUからスーパーコンピュータ、最新のプロセス技術や最新の製造ツールからハイテク業界のトレンドまで、あらゆる分野をカバーしてきました。