
Raspberry Pi Picoが登場してから2年余り、後継機であるRaspberry Pi Pico Wを含め、RP2040を搭載した無数のボードが誕生しました。発売以来、一貫して変わらないのはC SDKのインストールです。ツールチェーンに精通している人にとっては簡単なプロセスですが、そうでない人にとっては複雑なプロセスでした。いや、今日まではそうでした。Raspberry Pi Ltdの最高製品責任者であるGordon Hollingworth氏がブログ記事で発表したところによると、PicoでC言語を使い始めたいWindowsユーザー向けに、ワンクリックインストーラーが利用可能になりました。
インストーラーの基盤は、Windowsユーザー向けのインストールプロセスの自動化という課題に取り組んだNikhil Dabas氏の成果に基づいています。Hollingworth氏はDabas氏の成果に注目し、「さらに優れたもの、つまりPico-SDKのビルドとデバッグを簡単かつ効果的に行える、完全に統合されたインストールパッケージの開発」を依頼されました。
Visual Studio Code を初めて実行すると、Pico のサンプルフォルダが開き、次のプロジェクトを開始できるようになります。ブログ記事ではサンプルについてさらに詳しく説明し、「hello_serial」サンプルの実行方法を紹介します。このサンプルでは、最近リリースされた Raspberry Pi Debug Probe 用のデバッグスクリプトの記述方法を説明します。
このインストーラーは、Raspberry Pi Pico 用のベアメタル コードを書きたいと思っている Windows Pico ハッカーにとって新鮮な息吹となるでしょう。
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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。