マザーボードの USB 3.0 コントローラーを気にする必要がありますか?
USB 2.0が溢れる世の中で、外付けストレージは実に退屈です。この規格は2000年に登場した当時は実に素晴らしいものでした。しかし、テクノロジーの世界はすぐに注目を集めてしまうもので、「最大480Mbps」という速度は、実際には「最大約35MB/秒」程度だったにもかかわらず、はるか昔にボトルネックになってしまいました。高解像度の映画や大容量のオーディオライブラリ、あるいは最悪なことに、書き込みパフォーマンスを著しく低下させる小さなファイルが多数入ったフォルダを転送しようとすると、USB 2.0ではほとんどの場合、転送を開始したらしばらく待たなければなりません。
USB規格の第3版では、最大5Gbpsの伝送速度を実現しており、理論上はUSB 2.0の10倍の性能向上となります。しかしながら、エンドユーザーがUSB 3.0のメリットを真に実感するには、まだ時間がかかりそうです。USB 3.0規格は2008年11月に初めて発表されました。しかし、バッファローテクノロジーがUSB 3.0対応の外付けハードドライブを初めて出荷するまでには、さらに1年かかりました。当時、USB 3.0コントローラーを搭載したマザーボードはまだ存在していませんでした。
ほぼすべてのマザーボードベンダーが、ゆっくりと、しかし確実に、サードパーティ製のUSB 3.0ロジックを自社のボードに組み込むようになりました。AMDは、USB 3.0サポートを統合したA75チップセットをリリースしました(Intelにはまだこの機能がありません)。
NECエレクトロニクス(現ルネサステクノロジー)は、世界初のUSB 3.0アドオンコントローラを製造しました。SuperSpeed機能が必要な場合は、選択肢は1つしかありませんでした。しかし今では、選択肢は増えています。
USB 3.0対応コントローラーに接続するデバイスについては既に詳しく説明しました(USB 3.0の実装はすべて同じではありません)。しかし、コントローラー自体にも注意が必要です。ASMedia、Etron、そしてAMD独自のA75統合コントローラーといったソリューションをご用意しています。
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