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ノートパソコンに最大 128GB のメモリを搭載できる新しい省スペース RAM スティックが業界のお墨付きを得る - CAMM2…
CAMMメモリフォームファクタ
(画像提供:デル)

ノートパソコン用RAMの全く新しいフォームファクタであるCAMMが、正式にJEDEC規格となりました。CAMM2として正式に採用されたCAMMは、JEDECによって採用されたことで、20年以上使用されてきた旧式のSO-DIMMフォームファクタに代わり、今後のノートパソコン世代で確実に普及していくことが期待されます。

CAMMは、DellがPrecision 7670ノートパソコンで導入した独自の技術として始まりました。SO-DIMMと比較したCAMMの主な利点は薄型設計で、DellによるとSO-DIMMより57%も薄型です。また、DellはDDR5 SO-DIMMメモリの6,400MHzの壁を突破し、「より高いクロック速度に対応できる」と主張しています。

しかし、CAMMは独自仕様であるため、アップグレードに関してはSO-DIMMよりもはるかに不利でした。CAMMメモリを製造しているのはDellだけだったからです。一方、SO-DIMM RAMは無数の企業から入手可能です。CAMM2は、GDDR6、HBM3、DDR5などのメモリ仕様を策定する組織であるJEDECによって標準化されているため、この問題は解決されています。

CAMM2仕様には、DDR5用とLPDDR5(X)用の2つのバリエーションがあります。CAMM2では、はんだ付け不要のLPDDR5(X)メモリが使用可能になる一方で、はんだ付け済みのDDR5 RAMの使用が制限される可能性があります。ただし、2つのバリエーションはピン配置が異なるため、一方のバリエーションをもう一方のタイプのRAM用に作られたマザーボードで使用することはできません。

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マシュー・コナッツァーは、Tom's Hardware USのフリーランスライターです。CPU、GPU、SSD、そしてコンピューター全般に関する記事を執筆しています。