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Windows Hello が FIDO2 認証とクロスブラウザサポートを取得

Windows Helloの顔認識を使用。クレジット:Microsoft

Windows Hello の顔認識機能を使用。(画像提供: Microsoft)

Microsoftは、Windows Helloの導入によりパスワードレス化に向けた一歩を踏み出しました。同社は本日シアトルで開催された開発者向けカンファレンス「Build」において、Windows 2019 May Update以降、同社のセキュアログイン技術がパスワードレスログインに対応したFIDO2認定を取得することを発表しました。

FIDO2仕様への準拠により、数百万台のPC(主にWindows Helloの顔認証と指紋認証を搭載したノートパソコン、そしてPIN入力可能なWindows 10 PC)がパスワードを廃止する日が近づきます。Windows Helloは、対応するアプリやウェブサイトへのログインを可能にします。 

技術基調講演で、Microsoft Identity担当プリンシパル グループエンジニアリング マネージャーのアシマ・ナルラ氏は、Windows Helloと認証コードによるパスワード不要のログインを、個人アカウントとプロフェッショナルアカウントで実現できることを披露しました。ナルラ氏によると、開発者はこの機能を追加するために追加のコードを使用する必要はありません。アプリはMicrosoft Identityに登録する必要があります。

また、これらのメリットを享受するためにMicrosoftのEdgeブラウザを使用する必要はありません。Microsoftは、Windows 10版Edgeでのサポートが完了次第、Mozilla Firefoxやその他の「ブラウザ」にも対応すると発表しました。Chromeへの対応については明言していませんが、EdgeがChromiumに移行することを考えると、Edgeは安全な選択肢と言えるでしょう。

同社によれば、FirefoxのサポートはFirefox 66のリリースから利用可能となり、他のブラウザでも2019年後半にオプションが利用可能になる予定だという。

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アンドリュー・E・フリードマンは、Tom's Hardwareのシニアエディターで、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ゲーム機を専門としています。最新ニュースにも精通しており、ゲームとテクノロジーをこよなく愛する彼は、Tom's Guide、Laptop Mag、Kotaku、PCMag、Complexなど、数々のメディアに記事を掲載してきました。Threads(@FreedmanAE)とBlueSky(@andrewfreedman.net)でフォローしてください。Signal(andrewfreedman.01)で彼にヒントを送ることもできます。