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USB-IFが点字ディスプレイの標準規格を確立

USBインプリメンターズフォーラム(USB-IF)は、点字ディスプレイ向けのヒューマンインターフェースデバイス(HID)規格を公開しました。この規格は、視覚障碍者や視覚障害者が、様々なOSやその他のデバイスで点字ディスプレイをより使いやすくすることを目的としています。考えてみてください。従来のディスプレイはほぼ全てに対応しています。点字ディスプレイも同様の利便性を提供できない理由はありません。

マイクロソフトの Windows アクセシビリティ プログラム マネージャーである Jeff Petty 氏は、この標準の発表の中で次のように述べています。

「私たちは、技術の進歩が障がいのある方々にもたらす可能性を認識しており、業界として、誰もがより多くのことを達成できるよう、新たな方法を開発する責任を負っています。点字ディスプレイ用のHID規格の開発は、業界全体で協力し、社会に利益をもたらし、最終的には障がいのある方々の失業率を改善する技術の進歩に取り組める一例です。」 

これは、Microsoftが今月行ったアクセシビリティ関連の発表が初めてではありません。同社は先日、脳性麻痺財団、SpecialEffect、AbleGamersなどとのパートナーシップにより開発されたXbox Adaptive Controllerを発表しました。このコントローラーは、Xboxのあらゆる入力を割り当て可能な2つの大きなボタンを備え、多くのサードパーティ製デバイスに対応し、3つの設定プロファイルを保存して複数の設定に対応できます。 

USB-IFは、この規格の発表において、世界中に1,000社以上の会員がいると述べています。この幅広い会員数とMicrosoftやAppleからのサポートを合わせると、点字ディスプレイ向けHID規格が早晩大きな影響を与える可能性は十分にあります。これは、できるだけ多くの人が好みのハードウェアとオペレーティングシステムを簡単に利用できるようにすべきだと考える人にとって、朗報と言えるでしょう。

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