視野角とは、モニターに表示される画像がユーザーにとって最適な角度で見やすい範囲を指します。一般的に、モニターはパネルの中央付近に座ると最適な画像を表示します。しかし、モニターのパネルの種類によっては、頭の位置を上下左右に動かすと、すぐに画像が乱れることがあります。
垂直視野角に関しては、ディスプレイの中心は目の高さから視線下30度の間に位置するのが一般的です。垂直視野角のこのパラメータから外れると、目の疲れにつながる可能性があります。ただし、個人差があり、身長、机の高さ、その他の要因によっては、実際にはこの「スイートスポット」を実現できない場合があります。
今日のコンピューターモニターに使用されているLCD技術では、水平視野角は通常最大178度です。しかし、これほど極端な角度でモニターを見る人はほとんどおらず、モニターメーカーはこの仕様に関して数値を多少変更することがよくあります。そのため、例えば、2台のモニターはどちらも水平視野角が178度と評価されていても、その範囲の限界に達するほど大きく異なるパフォーマンスを示すことがあります。
では、モニターの視野角の端に達すると何が起こるのでしょうか?モニターの種類によっては、輝度の低下、コントラスト比の低下、色の変化が見られる場合があります。上の画像でわかるように、IPS(インプレーンスイッチング)パネルはVA(垂直配向)パネルよりも軸外の色変化が少ない傾向があります。TN(ツイステッドネマティック)パネルははるかに古い技術で、水平視野角と垂直視野角の両方においてIPSやVAよりもかなり内側に位置する傾向があります。
モニターメーカーは、ゲーム業界で人気のある湾曲した VA パネルに固有の視野角の欠陥の一部を補おうとしてきました。
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ブランドン・ヒルはTom's Hardwareのシニアエディターです。1990年代後半からAnandTech、DailyTech、Hot HardwareなどでPCとMacのテクノロジーに関する記事を執筆しています。テクノロジーニュースを大量に読んでいない時は、妻と二人の息子と共にノースカロライナ州の山やビーチで過ごしています。