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結論
Seasonicの新しいスモールフォームファクター製品は、価格を抑えながらも優れたパフォーマンスを実現しています。これは大多数のユーザーが求める性能とコストのバランスであり、最高のパフォーマンスを得るために高額を支払う意思のあるユーザーはごくわずかです。Seasonicは80 PLUS TitaniumやCybenetics ETA-A+認証を容易に取得できますが、製造コストを抑え、低価格を実現することで、より多くのユーザーにとって魅力的な製品にするために、よりシンプルな設計を採用しました。しかし、Corsair SF750と互角に戦えるPrimeスモールフォームファクター電源が開発されれば、さらに素晴らしいものになるでしょう。
Seasonic SSR-500SGXは、極めて厳格な負荷レギュレーションと優れたリップル抑制により、高い総合性能を実現しています。過渡応答も+12V、5V、5VSBでは非常に良好ですが、3.3Vでは改善の余地があります。さらに、ホールドアップ時間は23.5msと非常に長く、パワーOK信号も正確です。
通常の動作温度(28~32℃)では、パッシブ動作は150~200Wの負荷まで持続し、390Wを超える負荷がかかると40~45dB(A)のノイズ領域に入ります。ファン速度プロファイルはもっと緩やかでも良かったのですが、Seasonicのエンジニアは、この製品が10年間という長期保証付きであることを考慮して、安全策を講じたようです。個人的には、保証期間をもっと短く(例えば5年)、動作音ももっと静かにしてほしいと思います。
500WのSeasonic SFX-Lには多くの優れた点がありますが、すべてが完璧というわけではありません。SATAコネクタが3つでは、たとえ小型フォームファクタの製品であっても少なすぎるので、もっと多くのコネクタがあれば良いと思います。モジュラーソケットが用意されているのであれば、SeasonicはSSR-650SGXのように、追加のSATAケーブルを同梱するべきです。もう一つ気になったのは、5VSBレールの効率があまり良くないことです。この新しいプラットフォームでは、価格を抑えるために前世代の5VSB回路が採用されていることは明らかですが、効率を上げるためにもう少しお金(あるいはポンド)をかけてもいいと思います。
画像クレジット: Tom's Hardware
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免責事項: Aris MpitziopoulosはTom's Hardwareの電源レビュー担当者です。また、 Cybenetics のチーフテストエンジニアでもあり 、 Tom's Hardwareでの職務とは別にCybeneticsの認証方法を開発しました 。Tom's Hardwareおよびその親会社であるFuture PLCは、Cybeneticsに金銭的な関与を一切行っていません。ArisはCybeneticsの認証を実際に実施していません。
Aris Mpitziopoulos 氏は Tom's Hardware の寄稿編集者で、PSU を担当しています。