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Oculusプラットフォームアップデート後、AMDカードはDK2と互換性がない

更新日2017年11月10日午後3時49分 (太平洋標準時): タイプミスを修正しました。

ヘッドセット内で画像が正しくレンダリングされないという報告が複数ありました。新しいドライバーを適用すると、左画面の画像に緑色のオーバーレイが表示され、右画面の画像は緑色で90度反転した状態になるという報告もありました。報告を読んで、DK2をクローゼットから取り出し、問題を再現できるかどうかを確認しました。

最初はできませんでした。DK2ヘッドセットはOculusプラットフォームと互換性がないという大きな警告が出ていたにもかかわらず、最新のOculus Homeソフトウェアでは問題なく動作しました。しかし、オンラインレポートを詳しく調べていくと、あるパターンに気づきました。問題を報告したユーザー全員が、R9 280、R9 290X、R9 390 Radeonなど、何らかのRadeonグラフィックカードを使用しているようでした。一方、Nvidiaグラフィックカードを使用しているユーザーからは問題の報告はありませんでした。

テストマシンにはIntel Core i7-5930kとZotac GTX 980Tiグラフィックカードが搭載されていましたが、Power Color RX 480に交換したところ、なんとAMDカードを搭載した状態でも問題が再現しました。

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何らかの理由で、AMD のグラフィック ドライバーは、最新の Oculus ドライバー ソフトウェアと組み合わせた Oculus DK2 ハードウェアと互換性がありません。

OculusはDK2のサポートを終了しているため、Oculus Homeソフトウェアの修正版がリリースされる見込みはありません。しかし、AMDが修正プログラムを提供できる可能性があります。OculusはDK2の互換性を意図的に破棄したわけではありません。もしそうしていたら、Nvidiaのグラフィックカードを搭載したヘッドセットは使用できなくなっていたでしょう。AMDは必要に応じてドライバーのアップデートでこの問題を解決できる可能性があります。今のところ、AMDのグラフィックカードを搭載しているDK2ユーザーは、ヘッドセットを処分するか、Nvidiaのグラフィックカードを購入するかのどちらかを選ぶことができます。

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