欲しいものが買えないなら、自分で作らなければならない時もあります。そして、Raspberry Piコミュニティほどそのアイデアを体現しているグループはありません。今日は、メーカーのChristopher Getschmann氏がRaspberry Pi Zeroを使って、なんと2台のデジタルカメラをゼロから開発したプロジェクトをご紹介します。
ゲッチマン氏は、写真とそれを実現するあらゆるハードウェアに強い情熱を抱く開発者です。彼のブログをざっと見てみると、歴史上の様々なカメラを取り上げた数多くの投稿があり、3Dプリントやマイクロエレクトロニクスのプロジェクトもいくつか散りばめられています。
Getschmann氏が設計した両カメラはRaspberry Pi Zeroで動作し、Pi Camera V1モジュールを使用して画像を撮影します。内蔵スクリーンにより、撮影前に被写体のリアルタイム画像を表示できます。Pi Camera V1モジュールを使用しているため、M12レンズに対応しています。
ハードウェアは、ゲッチマン氏自身が設計した3Dプリント製のシェルに搭載されています。ハウジングは磁石、ネジ、ヒートインサートで固定されています。カメラの片方は前面にウォールナット材のパネルが取り付けられており、もう片方は完全に3Dプリントされています。電源基板は18650 LiPoバッテリーに対応しています。
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これらのカメラは、カスタムレンズマウントに対応しており、カメラレンズを前後に傾けたり上下に動かしたりといった、ほとんどのデジタルカメラにはない物理的な機能を追加できます。これらのマウントにより、カメラ全体を動かしたり三脚を調整したりすることなく、ユニークなショットや微妙な視点の変化を捉えることができます。
ボーナスとして、Getschmann氏はデュアルレンズバージョンも作成しました。これは、その名の通り、1台のカメラに2つのレンズを搭載したものです。ただし、このカメラはRaspberry Pi Zeroではなく、Compute Module 4を使用するように設計されていました。これらのRaspberry Piプロジェクトを再現したい方は、Getschmann氏がすべて100%オープンソース化しているので、ぜひお試しください。ソースコードはGitHubで公開されており、3Dプリント可能なシェルファイルは彼のウェブサイトVolzoで入手できます。最新情報やその他のクールなプロジェクトについては、Christopher Getschmann氏をフォローしてください。
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