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DisplayPort 1.3が登場、4Kを120Hzで駆動

最近、ディスプレイ技術は高解像度と高リフレッシュレートという二つの急速な進歩を遂げています。どちらか一方だけを追求することは可能ですが、両方を同時に追求しようとすると、帯域幅の面で深刻な問題が生じます。

DisplayPort 1.3規格は、最大帯域幅を驚異の32.4Gbpsにまで向上させ、4K/120Hzに対応しているだけでなく、4K/60HzのDisplayPort 1.3対応モニター2台をデイジーチェーン接続することも可能です。まだ物足りないという方は、DisplayPortケーブル1本で5Kモニターも接続できます。今のところ、Dell製の5Kモニターは1台しか確認できていませんが、DisplayPort 1.3に対応しているかどうかは不明です。Appleも5Kディスプレイを開発中かもしれません。Dellに問い合わせており、回答が得られ次第お知らせします。

VESAは、この規格の将来性を高めるため、4:2:0サンプリング方式のネイティブサポートも提供しています。この圧縮方式により、将来的には時代遅れとなるDisplayPort 1.3出力から8Kディスプレイへの出力が可能になります。これは、NVIDIAがHDMI 1.4インターフェースで4K/60Hzを実現した方法と似ています。

DisplayPort 1.3対応デバイスがいつ市場に登場するのかVESAに問い合わせたところ、2015年中に登場予定とのことでした。今後発売されるGTX 980およびGTX 970グラフィックスカードにDisplayPort 1.3インターフェースが搭載されることを期待します。そうでなければ、この発表が意味を持つようになるまでには長い時間がかかるでしょう。VESAは、DisplayPort 1.3規格を協会会員全員に無料で提供しています。

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